第四十回 それから、もう一人の訪問者。
そして僕と同じ、
そして初めて見る顔。男の人だ。
芸術棟の入口、
背は? それなりかな?
太っている? 痩せている? ……平均的かな。
カッコイイ?
それは、それはね……
カッコイイの、やっぱり……
千佳先輩には、お似合いだね。
……
ちょっと、寂しいな。
するとね、ちょっと、
だいぶ近づいてきた。しゃがんで目線を合わせて、
君が葉月ちゃんだね。
千佳から聞いてるよ、
まあ、頼りない先輩だけど、可愛がってやったってな。
ちょ、ちょっと、
お顔まっ赤っかで千佳先輩、とっても可愛い。
クスッと、笑えた。
それにね、何だか面白そうな人だね、
千佳先輩の彼氏……
このあと、名乗ってくれた。フルネームで『
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