生き方

本棚の本が自慢である

高さも横幅も奥行きも

種類の多さも東西南北

フィクション、ノンフィクション

そんな雑多で身についているのか

と問われると

多分と私は答えるだろう

著作とタイトルは口にでき

本の内容も一部はそらんずる

知識が私を大きくさせ

文字だらけの薄い薄い布

生きていると自慢する

こんなにも本棚は本に埋まっている

氷面の上で立ちながら

それが社会で役立つか

役立ってはいなかった

本棚や、世間や、学校や

なぜ収められる場所に本をくれんのだ

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