第一幕【十叶 学人×白露 水守】
StellarKnights :銀の砂時の窓シチュエーション表(23[2,3]) → 窓を開けると、吹き込む空気。麗らかな、春の陽気の混ざる風。想起されるのは、穏やかな日常だ。何でもない、けれど大切な。
監督:ザ・平和
十叶 学人:やったぜ
十叶 学人:「…………。」 ガタンゴトン、と揺れる音だけが響く客車にて.
どことなく不安そうな面持ちで周囲をちらちらしてる
白露 水守:「よ……っと」
がらり、と窓を開ける。列車の古ぼけた窓と言うのは、上に持ち上げねばならない。
風に煽られて、年相応に短めのスカートの裾がひらりと揺れる。
十叶 学人:「あっ、僕がやりますよ」 と白露さんの窓開けを手伝い(手伝おうとする)
白露 水守:「へーき、へーき」
その姿勢のまま、窓の外に頭を出して。
白露 水守:「何処を走ってるか分からないけど、風、気持ちいいね」
十叶 学人:「あっ、そうですか」 席に戻り
白露 水守:暴れる髪を抑えて微笑む。
白露 水守:くるり、と顔だけは学人の方を向けて。
白露 水守:尻は変わらず向けたままだが。無防備、と言えば無防備に。
十叶 学人:「そうですね。気温もちょうどいいですし」 窓の外の景色にちょっと目を向けて
白露 水守:にゅっ、と。隙間を滑る猫のような動作で座席に戻る。
白露 水守:「実はちょっと不安でした」居住まいを直して。
十叶 学人:「……不安、ですか」
十叶 学人:「あっ、もしかして僕の事ですか?」
白露 水守:「半分!」ずびし、と人差し指を向ける。
白露 水守:「気が付いたら、何処に行くか分からない列車の中。不安に思うのは当然だよ?」
十叶 学人:「半分……すみませんでした……」しゅん、となる学生
白露 水守:「不安と言うか不満だね」腕を組んで、鷹揚に頷く。
白露 水守:「そこは不安を察して、肩を抱き寄せるだとか、甘い言葉を囁くだとかするべき!」
十叶 学人:「えええっ!?甘い言葉……甘い言葉……」 おろおろしながらスマホで「パートナー かける言葉」とか検索し始める(
白露 水守:「そんなんじゃー、私の理想には程遠いかなー」
白露 水守:言いながらも、口の端には隠しようのない笑みが。
十叶 学人:「すみません……」
いつもの、光景だ。彼女にとっては。
車窓に流れる記憶など、辿るまでも無く。
意識するまでも無く、ここにあるもの、だ。
心穏やかな景色。暖かな、午睡さえ誘う様な。
白露 水守:「と言うか、スマホ使える? 使えるの??」びっくり。
白露 水守:「え……嘘、連絡、お母さんに連絡しなきゃ」わたわたと取り出し
十叶 学人:「……えっ?」「調べるのに使った限りは特に問題は……!!」
白露 水守:「今日、帰り、遅くなります。帰れないかも……と」
白露 水守:ちらり、と一瞬視線を向け。
十叶 学人:「っち、違います!!」「決して、白露さんにどういったら良いか調べたとかそういう事は決して!!」 本音駄々洩れ
白露 水守:「学人君が一緒にいるので平気です……よし、OK」
白露 水守:ふふ、と笑い。
白露 水守:「そういう勤勉なところ、とても良いと思います」
白露 水守:「はなまる!」
十叶 学人:「すみません……」 花丸と言われながらも、どこか受け入れきれない様子
白露 水守:「いいのいいの、いいんだよ。理想は高く掲げたんでしょ?」
白露 水守:「だったら、道は遠くて然るべき。届かないのも道理だよ」
十叶 学人:「それはそうですけれど……」 本当に良かったんだろうか、という気持ちが見え隠れ
白露 水守:「だから、ほら。止めない歩みこそを評価すべき。なのです!」
白露 水守:どや、と言わんばかりの得意顔で。
十叶 学人:「そう……ですよね」「うん、白露さんがそう言うんですから、きっとそうですね」 うんうん、と自分に言い聞かせるように頷き
白露 水守:「パートナーを信じるノデス」
ガブリエル・ブルゥ:なんなんだこれは・・・なんだというのだ・・・(すき)
森谷 留:なに・・・これ・・・なにこの・・・さわやかなの・・・
ニコ:浄化されてしまう…
寧ろ君達はどうしてありったけの邪悪さを詰め込んだのだ。と、編集時点での監督はツッコミを入れざるを得ない。
白露 水守:「ふふ」
白露 水守:うん、と一つ頷き。二度、三度と繰り返す。
白露 水守:「正直、不安でした」先程と同じ言葉を繰り返す。
白露 水守:「でも」と、言葉を続ける。でも、でも。
十叶 学人:「……。」 今度は黙って受け止める
白露 水守:「ここに学人君がいるなら、いつも通りだ。いつも通り、私は楽しい」
白露 水守:「学人君はどう?」
白露 水守:ふわり、風に髪を躍らせて。華やぐように、微笑んで見せる。
十叶 学人:「僕もそう思います。」「白露さんがいて、いつも通りの日常があって」
十叶 学人:「きっとうまくいく、って信じれるような気がする。そんな風に思えるんです」微妙に苦手そうな微笑みを返しながら
白露 水守:「ならばよし!」
白露 水守:弾けるように。ころころと、笑顔の、彩を変えて。
白露 水守:「大丈夫、大丈夫。上手くいく。君の言うとおりに」
白露 水守:「信じるココロがチカラになるなら、きっとカミサマだってお役御免だ」
白露 水守:「でも、信じてみなきゃ始まらない。足の一歩も踏み出せない」
白露 水守:「そう言う訳で、前に進める学人君が私は大好きなのだ。なのです。なのだよ?」
十叶 学人:「そういうもの、ですかね……」
十叶 学人:でも、そういうのを信じてみるのも良いかもしれない。そう思える程度には前向きな気持ちで
十叶 学人:「……分かりました。」「じゃあ、とりあえずお腹すきましたし、駅弁でも買いますか?」
白露 水守:「駅弁!」
十叶 学人:と、なんとなーくそんな気がして周囲をきょろきょろ
白露 水守:「いいないいな、憧れてたんだ! 駅弁! 釜めしとか、そういうの?」
白露 水守:同じようにきょろきょろと視線を巡らせる。ぱたぱたと、子犬の尻尾のように髪が揺れる。
十叶 学人:「良いですね、僕も憧れてたんですよね」「こう、窓の外を見ながらご飯食べるっていうの!」
白露 水守:「……ないね!!!」
無人の車内に、当然の如く、そんなものは、なかった。世の中とはかくも無情な物なのである。
十叶 学人:「……そんなぁ」 しゅん、と肩をすくめる
十叶 学人:「せっかくこういう列車に乗ったんだから、車内販売の一つくらいあると思ったのに……」 しくしく
白露 水守:「しかたない、ここは私のおべんとを出しましょう!」
白露 水守:「サンドイッチとおにぎり、どっちがいい? ちなみにどっちも自信作だよ! 美味しかった!」
十叶 学人:「……おべんとうですかっ!」 がばっ
十叶 学人:「えーっと……………………」
白露 水守:ごそごそと鞄を漁り、いつもの、と弁当を取り出す。二人分。
十叶 学人:「白露さんの好きな方で!」 決めきれずにパートナーに任せるスタイル
白露 水守:「……半分こ、しよっか?」
白露 水守:「半分ずつ、半分ずつ。同じものを分け合って、同じように食べよう?」
十叶 学人:「そっ、それは……!!」「い、いいいいんですか……?」 顔真っ赤にしながら
白露 水守:顔を赤らめるのを見て、ニヤリと笑う。
白露 水守:「なんなら、あーんもしてあげようか?」
十叶 学人:「えっと、僕はその……どっちでも良いというかそのあれです……」「あのですね……!!」 もはや言葉に成ってない
白露 水守:「えい」
白露 水守:半分にちぎったサンドイッチを口に押し込める。
十叶 学人:「 」 思考ふりーず
白露 水守:ハムとレタスの、シンプルなもの。
十叶 学人:ただ、反射的にもぐもぐ そして ごっくん
白露 水守:「おっと」
白露 水守:飲み込まれるまえに。
白露 水守:ちぎれたパンからはみ出したレタスを、反対側からぱくりと。
白露 水守:「うん……うん、美味しい。レタスは新鮮な物に限るね!」
十叶 学人:「 」 ぴゅーっと頭から湯気が出るようにぱたりとぶっ倒れる
白露 水守:「……え? あ! え!? 大丈夫!?」
十叶 学人:幸せ指数が規定値を超えた模様
白露 水守:「あー……わー……」
白露 水守:取りあえず、対面から、学人の隣の席に座り。
白露 水守:「よいしょ」
白露 水守:頭を抱えて、膝の上に乗せる。
白露 水守:「かんぺき」
白露 水守:満足気に呟くと、窓の景色を眺めながら、髪を風に躍らせるのだった。
十叶 学人:「……ううっ、ごめんなさい」 目を閉じながらされるがまま
十叶 学人:「……白露さん」 ぼそっと呟き
白露 水守:「……ん?」
十叶 学人:「ありがとう……ございます……」 そのまま意識をスヤァする
白露 水守:「ふふ。どういたしまして」
十叶 学人:【以上です!!】
白露 水守:微笑んで、微笑んで。きっと今もかつても、幸せなのだろう。
白露 水守:今度こそおーわり!
監督:レタス齧った時顔が滅茶苦茶近かったと思うんですよ(ろくろ回す)
ガブリエル・ブルゥ:ああ^~
森谷 留:尊味秀吉
ニコ:十叶君KOww
ガブリエル・ブルゥ:いやぁ、十叶くんには頑張って欲しいですね
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