『 』



人は一生孤独である。

モノやコトで埋めようとしても。

本当に大切なものは持つことは出来ない。

だから、一緒に歩んだり引っ張りあったりする。



「そんな事を、考えたりする。」

「そんな、無意味なことを考える必要はあるのか?」

「それでも、考えてしまうのがヒトなんだと思う」

窓から眺める絵は今日も黒がベースで、

白っぽくなる頃には目を閉じる毎日だ。



考えるってことをする時は、静かになる。

周りの音がどれだけ煩くても、思考は回り続ける。

一度スイッチが入ると狂ったように、加速する。



ぐるぐる回っていって、止まる頃には出発点は分からないし見えなくなっている。

「それって意味があるの?」

「意味はあとから着いてくるんだよ」

「じゃあ、その内分かるものなのかな?」

そういうモノかもしれないし、違うかもしれない。

今はそう思う事にして、いつかに託している。

意味なんてつけようと思えば、

幾らでも付けられる。

考えること自体に意味がある、

考え終わって得たモノが本当の意味だ。

そんなのは人それぞれで、自由にある。

ある意味で自分勝手で。

エゴイズム的かもしれない。

でも、ヒトなんてそんなものだ。

そんなのもので、いいんだと思う。

生きるなんて大したことじゃないし、

意味を付けたり大きくすると潰されてしまう。

たまに耐えられる人がいるけど、

それはそれでもいいと思う。



生きるなんて意味は無い。

生きるってことを意識することなんて、日々生きていて思う事自体少ない。

考える時なんて、死と向き合うときぐらいだ。

死にそうだ、死にたくない、死のうかな。

そんな時に生きることを死の付属物として考える。

死にたくないなら、どう生きればいいのか。

死にたいなら、どうすればいいのか。

なんで生きているのか。

生きるなんてその程度、終わりのついで。

「じゃあ生きることに意味はあるの?」

「死んでしまってもいいの?」

「死ぬことには意味があるの?」

分からないし、知らない。

勝手に生まれて生きて、死ぬんだから。

他人の意味なんて尚更知らない。

自分の意味について考えるだけで果てしなく、

途方もないのだから。



生きる意味を他人に問うこと自体無意味だ。

親に意味を投げてその通りに生きる人なんて少ないし、産む意味を持って過ごした親も少ない。

自分の夢を託す親、幸福な未来を願う親、自由に生きて欲しい親。

人それぞれで数は果てしない。

意味の解釈でさえ、様々で流れで変わったりする。

時間が経てば無意味になったり、

その逆もあったり。

意味を気にする人なんて、少ないかもしれない。

でも、意味を大切にするヒトもいるかもしれない。

そんなヒトがいても、いいと思う。



「生きる人は色々と生みだす」

「無駄なものや、無意味なものも」

「それでも、生み出してくし進んでいく」

生み出して、生み出していって。

そのまま放置して、育てて。

勝手に死んだり、育ったり。

そんな無秩序で静かで荒れている世界。

そんな世界で生きていく、

そんな意味を探している。

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