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午後の首長竜

午後の首長竜

持野キナ子

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★89
33人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • なんようはぎぎょ
    127件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    海辺の途上国、人が凄く"生きてる"。

    風や空気の匂い、人の体臭、食物の刺激臭。読んでいると湧き上がるように、五感に直で来ます。大変美しくて、お酒に合う感じの話。大好きです。

    • 2023年4月1日 14:21
  • 夷也荊
    1341件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    幻想と現実の狭間の町にて。

     ある廃れた漁村に、主人公の男性はやってきた。そこには漁で得た魚を調理して食べさせてくれるところがあった。酒や賭けの喧騒。そこに現れた魚顔の女。
     主人公は魚女とキスをして、家に招かれる。そこで出されたのは幻覚を見せる料理の数々だった。危険な幻想と愉悦の幻想。バッドトリップとハッピートリップ。その間で現実と幻想が交じり合う。
     そして主人公は首長竜を最後に目撃した。
     その頃、港では――。

     是非、ご一読ください。

    • 2020年9月6日 21:57