ゲームを愛するすべての人へ

『ウォーハンマー』新作が書店に並びました。

僕はまだ『ウォーハンマー』を遊べていませんが、「好きなこと」を大事に、という『不思議の国でアリスと』という映画のテーマと重なり、僕が好きなものは何か、そうだ、ゲーム(特にゲームブック)だったんだ、という補正と着実な叙事・心情描写で、第一章で既に思わずわぁわぁと泣いてしまいました。

この小説の文字列と行間からじわりじわりと伝わってくる熱情は、ゲーマーの方のみならず、書を愛する読者さんたちもお分かりになるかもしれませんが、とても楽しい戦略ゲームに全身全霊を傾ける乙女、亡き親戚を思う一途なその心が溢れているからなんだと思います。

背景には膨大で重厚そのものといったダークSF世界があります。彼我兵力差を計算し、そして、どこから、何時、どのように、そしてなぜ攻めるのかを考えなくてはなりません。しかも、ミニチュアとダイスを使って遊ぶのです。これが楽しくないわけがない。

ヒロインはほぼゼロの状態からアマチュアへ。そしておそらく、遠くない未來ではイギリスでイベントに参加したりするのかもしれませんね。

ワクワクと感動をありがとうございます。