伝聞「ベルサイユのばら」

 昔、私が友人から聞いた話です。


 友人の高校時代、学校行事で宝塚「ベルサイユのばら」の東京公演を見に行ったそうです。


 シーンは終盤クライマックス。主人公オスカルの恋人アンドレが多数の暴徒の銃撃を受けて散るシーン。


 盛り上がるシーンではありますが、「ベルばら」は元々女性向けに作られた作品。友人はやや退屈しながら見ていました。


 パパパンと撃たれ、傷口を押さえながら祖国への愛を高らかに歌うアンドレ。

 更にパパパンと撃たれ、倒れる事なく恋人への愛を雄々しく歌い上げるアンドレ。


 その不屈の精神力と深い愛には涙を誘わずにはいられません。


 やがてゲーマーである友人はポツリと呟きました。


「アンドレ固ぇな…」

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