第47話、夏休みスタート!! -Girl's side-②

『菜月ー!着替えたー?』



『う、うん一応着替えたけど、、』



『それじゃあ開けるよー』



そう言って私が試着室のカーテンを開けると、恥ずかしいのか手で体を隠した菜月の姿があった。



『ど、どうかな?』


菜月が、恐る恐る感想を求めてきた。



『うん、、凄くいいよ、、想像以上だよ!』



『そっか、良かったぁ』



そう言って菜月は照れながらも、嬉しそうに笑っていた。



『それより菜月、、これはかなりえっちだね』



私は顎に手を当てて、菜月の脚を凝視した。



『ちょっと!あんまり見ないでよ!なんか今の風香おじさん臭いわよ!』



『あ、ごめんごめん』



『全くもう!でもこれ結構いいわね、程よく隠れてるお陰で思ったより恥ずかしくないかも』



『そっか!それは良かったよ!』


『水着の色は私の趣味で選んじゃったからさ』


『もし他の色がよかったら自分の好きな色でも全然いいからね!』



そう伝えると菜月は私にお礼を言ってくれた。



『分かったわ、ありがとう風香』



『うん!どう致しまして!これで健太くんを悩殺しちゃってね!』



『の、の、悩殺って!?まぁ、、その頑張ってみる。』



『うん!頑張ろうね!それじゃあ私も水着決めようっと』



菜月の水着を選び終わったので、次は私の水着を選ぶ番だ。



『晴樹って結構大人っぽい色が好きだからなー』


そう言いながら私は、水着を探し始めた。



『うーん、迷うなどうしよう』



いくつか手に持って、胸に当てて鏡で見たいたが、いまいちピンとこない。



すると、私の様子に気が付いた店員さんが私に声を掛けてきた。



『こんにちは!何かお探しですか?』


迷っていた私は店員さんに意見を聞いてみる事にした。



『今度彼氏と友達とバーベキューをするんですけど、中々決まらなくって、何か店員さんのオススメとかってありますか?』



『そうですねー、因みに彼氏さんはどんな感じの色が好きとかありますか?』



『えっと、少し大人っぽい色が好きだとおもうんですけど、、』


『分かりました!それではちょっと待っていて下さいね!』



そう言って、店員さんが店内を探し回りだした。



暫く待っていると、店員さんが一枚の水着を持って帰ってきた。



『すいません!お待たせしました!これなんてどうでしょうか?』



『うわぁ〜、可愛いです、、これ』



『お姉さんスタイルいいですし、これなんか着たら彼氏さん、ドキドキしちゃうんじゃないですか?』



店員さんが、ニコニコしながら勧めて来てくれた。



『すいません!一回試着してみてもいいですか?』



『はい!どうぞこちらになります!』



私は水着を持って、試着室に入った。



『あ、これ晴樹好きそうだなぁ』



鏡に映った自分のを見て、私はそう思った。


『よし!これにしよっと!』


『すいませーん!これ下さーい!』



『あ、そうだ折角だから写真撮っておこっと』



カシャッ!




その後、レジで先に会計を済ませていた菜月が帰って来たので感想を聞いてみる事にした。



『流石風香ね、、戦闘力が全然違うわ。』



そう言いながら菜月は、私の胸を凝視していた。



(水着の感想を聞いたんだけど、、まぁいっか。)



レジで会計を済ませて、私達二人の水着選びは、無事に終わった。



その後に、日焼け止めなどのケア用や海で必要な物を買い揃えて、私達二人はモール内にある、カフェでお茶をしていた。



『いい水着見つかって良かったね!結局菜月は何色にしたの?』


『結局、そのまま風香の選んでくれた色にしたわ』


『そうなんだ!それじゃあ当日は頑張って、二人を悩殺しようね!』


私は、菜月に握手を求めた。



『はぁ〜、そうね頑張りましょう』


ため息をついた菜月だったが、なんだかんだ言っても、ちゃんと握手してくれるのはやっぱり菜月らしい所だな、と思う私だった。




こうして私達二人買い物は、無事幕を閉じた。。


__________________




『あ、そういえば晴樹にチャットするの忘れてた』



『まぁいっか(笑)』



その事を寝る前に思い出したが、私はそのまま眠りにつくのであった。。。




………………………

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