27th No Plan.

「とりあえず前に言ってた改造プランはお預けだ。」

社長は部屋に入ってきて早々に、ドカッと椅子に座ると言った。手書きの図面をバサバサと机に広げる。俺はコーヒーをいれると社長に持っていった。


「どうぞ。」

「おう。すまねぇな。」


俺も向かい側の椅子に座った。遠くでゴウンゴウンとクレーンの大きな音がする。

「ともかく爆発したりする心配はねぇ。しかしお前これからどうするつもりだ?」

「うーーん。」


俺は答えに困った。特に考えてはいなかった。ただ、、、

「特に考えがあるわけじゃないんだ。だけど、、、」


「だけど、やられた借りは返したい。」

「あぁ?んなこと言ってもよぉ。戦闘のレコード見たがありゃHUのエース機じゃねぇか。装甲も出力もなんもかんも違う。だいたい剣で打ち合って腕ごと切断されてんだから勝負になるわけねぇだろ。」

「それもそうだよなぁ。」


俺はぐうのもでなかった。ただうつむくしかなかった。部屋はシーンと静まり返った。ガレージの機械音が響き、外で鳥の鳴く声が聴こえた。

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