田舎から出てきて冒険者になった主人公は、お節介にも冒険者ギルドでの揉め事に首をつっこんでしまう。結果、言葉も通じない問題児とパーティーを組むハメに。実のところ、この問題児はエルフの少女で、共通語が話せず……という風に始まる冒険物語。
コメディ基調、そしてチラリと見えるシリアスが素晴らしい読み味の、お薦め異世界ファンタジー作品(完結作)です。
本作は、まずキャラクターがそれぞれに魅力的。それはキャッチコピーに『やだ、この人たち頭おかしい』とある通りの魅力で、個々のおかしさもあれば、関係性のおかしさもあります。
その中にあって、主人公は一見常識人枠に見えるのですが、仲間たちや“地の文さん”に言わせると『この人たち』に含まれるのです。つまり、『頭おかしい』他のキャラクターに勝るとも劣らず主人公も魅力的なのです。
これに関係してツッコミ気質の“地の文さん”が本作の面白さを支えています。
キャラクターがやいのやいのと掛け合う中で、ストーリーもテンポ良く進みます。冒険ものの醍醐味たっぷりで、バトルシーンもシンプル(目に浮かぶように分かりやすく)かつ格好良いのです。
また、本作の可笑しみに彩りを加えているのが「エルフ語」です。実は(読者が)エルフ語を習得するのは、けっこう簡単。
ぜひエルフ語を習得しながら、本作を楽しんでください。
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