第5ステージパート6 どうしたら人が来るんですか。
朝の駄文は省略
ストーカーさんに、石投げするかどうかを聞くことにしました。
「おはよう、藤倉君、これを三好君に渡して。」
相変わらず壊れたカセットテープみたいなことを言う人間だ。
(今の10代20代の人間からしたら古い表現か?)
「石投げをするつもりですか。」
僕はそのように彼女に問いかける。
「おはよう、藤倉君、これを三好君に渡して。」
どうやら要求にこたえなければ、回答する意思はないらしい。
とりあえず受け取ってやる。
「講習に参加しないためのカーリングにはあなたは参加するつもりがありますか。」
「うーん。三好君が参加するならいいよ。」
あっさりと答える。
「三好は来ないかもしれないし、あと、早良さんが参加するかもしれないけれどいいかい。」
「えっ。」
「参加してくれるなら三好に弁当を渡すことを検討しないでもない。」
「わかった。」
このわかったがどのようなわかったかもわからないし、それ以前に俺も「検討しないでもない」というあいまいな表現をしている以上はお互い様だと思う。
「あとすまんが、あやせにも言っておいてくれないか。」
「直接なんで言わないの。」
ごもっともの指摘である。
「お前から言ったほうが話が通じるし、そもそも妹とは会話ができない。」
お前よりもな。
「仕方がないな。明日も運搬してくれるかな。」
いいとも。とは言わず
「検討してやる。」
「明日も運搬してくれるかな。」
「検討してやる。」
「明日も運搬してくれるかな。」
「わかった。」
「じゃあ、あやせちゃんにも言っておくね。」
今回俺はなんか壊れたラジカセみたいなことを言うやつの言うことを聞いてやることにした。なんとなく。
三好に弁当を渡して、その後適当にうまいうまい言ってたと適当なことを言ってお茶を濁しておく。
今回の2日分は電車で渡したわけではなく教室で渡している。その後どのようになったかは俺は知らない。
とりあえずあと2人男子を探さなければならないのだが、難航していた。
三好に聞いてもわからない。若林に聞いても頼りにならないというかあいつクラスで適切に過ごせているのかと思ったけれども、それ以前に周りの奴らほとんど部活だしな。
ともかくポスターを張って、1年に絞らないと集まらない可能性が高い。
どうするかを考えながら、早良さんに心配されながら図書委員の仕事を済ませ、部室に行く。なんか案内用の資料ぐらいあるだろうというかどうするか感がねばならぬ。あと心配してくれる早良さんかわいいよ早良さん。
若林に女子の交渉はある程度進めていることを伝える。
なので一回本気でやる気があるのかを調べたいということもあったので、一度集まってほしいといわれる。
とりあえず日程を調整することとした。
以上。
チクコイ Tonny Mandalvic @Tonny-August3
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