第5ステージパート3
まあ毎日毎日つまらない日々を過ごすことが出来るというよりかは生きるうえでどのようにしたら楽できるかを考えながら過ごし始めようと朝最寄り駅始発の電車に乗ってゆっくりと通学して教室に向かう。
そうして香恋ちゃんのホームルームを受けて今日も適当に生きていると、昼に香恋ちゃんに放送でお呼び出しを受けた。
まあなんかよくわからないいつもの呼び出しだろうと思う。
周りのクラスの奴からは香恋ちゃんの呼び出しに関していつものごとくまた愛の呼び出しかとかそんなヤジを飛ばされる。
そんなどうでもいい連中の発している言語の内容なんか聞く価値もないと思っているんのでそのまま無視して香恋ちゃんのもとに向かう。
「で、人は集まったの。」
最初から痛いセリフを僕に向かって言うわけで、
「捜索中です。」
特に男子。俺交友関係広くないからね。
「早く集めないと、あなたの大嫌いな講習を受ける羽目になるけれども。」
そらそうだ。
「死ぬ気で集めます。」
「根性論ではなくてね。本当に集めないと面倒なことになるので、早く集めて、大会に参加できるふりをしなさい。さもないと、あなただけではなくて早良さんにも面倒なことになるから。」
たぶん女子は参加できる人間の数だけは集められると思うんだけど。
「とりあえず、女子は若林と早良さん、都島さんと、二見美月と妹を招聘しようかと思います。」
「まあ、男子が集まらないとどうにもならないと思うんだけど。」
それもそうだ。
「これから先何とかしてみたいと思います。」
根性論しか思い浮かばないというかとりあえず去年みたいに適当に人間を集めないと吾輩のユートピアはなくなってしまうからな。
昼も半分が過議ていたが、これからどうしようかと考えて、エサはもうすでに食べていたので、とりあえず召集のために三好のもとに行く。
友人的扱いのキャラのくせして4年ぶりの本編登場というのはこいつキャラ薄いなと思う。
「おい」
「季節だからね、僕も学校の講習に参加しない権利がもらえるのなら参加させてもらうよ。」
何かを発するより先に三好は僕の言いたいことを理解してくれたようだ。話が早い。
「で、今年はどうするというか、これからどうなるの。」
「とりあえず、あと2人集めないと4人いないので参加できない。」
「去年の奴らは。」
「まだ声かけてない。」
とりあえず声をかけることにする。
「あとストーカーは参加しないよね。」
「女子の集まり次第ではわからん。」
「ストーカー入れるよりひばり入れたほうがいいんじゃないの」
三好の妹の名前も4年ぶりだが何か。
「それもそうだな。あいつ人間の言葉通じないし。」
少し考え、あとうるさそうな若林にお伺いを立てないと。
「まあまず3人集めるわ。」
「そうだな。」
残りの面子に話をしようとすると悪夢が待っていた。
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