第148話 遊び方は多様

パス4回、一人脱落。手持ちのカードが並べられる。ダイヤの2と3がある、御愁傷様。

正直に出してちゃ勝てませんぜ。

上手く回って、最後にダイヤの6を出す。

「はい、上がり、いっちばーん!」

「あーっ!おばちゃんが持ってたのか!」

「きったねー!ずるい!」

「何を言うか、戦略というものだよ」

わははと笑って立ち上がる。

「さて、二番は誰かなー?パスも駆け引きで使えるよ」

そう言いながら、少し下がる。

「おばちゃん?」

「次はエーちゃんが参加する?」

「後で王子様達としましょう」

うん、賢い子だわ。ここで、殺伐として遊ばんでもいい。

すすっとマリアネが寄ってきた。

「他の遊びって、どんなのがあるの?」

「また、夕食後にでもね」

「何だい、つれないね」

そう言って、ちょっと肩をすくめる。

「あのカードは置いてくわ。で、もう一組持ってくるからさ」

「そりゃ楽しみ」

さて、次はババ抜きとジジ抜きだな。





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