第138話 回収交換、やっぱりお金

持ってこられた壊れたボードは5枚。半分。多い。

「前に積立ての話をしたけど」

「聞きました」

「物、壊した時に弁償させるのにも使ったら?」

隊長さん、ちょっと考えてる。

「…壊す奴はだいたい決まってる」

「その分の負担を増やしておけばどう?本人にも自覚はあるんじゃない?」

まだ練習中で、他者に被害はない。だが、外へ出た時にやらかしたら、たぶん商品やら何やらに被害があるだろう。物ならまだしも、人に怪我させたらお安く済まない。

本格導入となれば、ボードも購入となる。壊れかかった物は買い替えだ。

そんな話を隊長さんとして、バンゴーが帰るというので、一緒に引き上げる。

「じゃ、また工夫してみます」

丘の下の駐輪場で、三輪車の後ろのカゴヘ回収品を載せて、手を振った。こっちも手を振り返す。

「お疲れー」

坂を見上げる。登って帰らにゃな。

ボードでダウンヒルやるには路面が荒い…

遊び道具として提案したわけじゃないから、いいか。

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