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其の涙は雫と成りて

其の涙は雫と成りて

才野 泣人

おすすめレビュー

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★★★
★3
1人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 狐のお宮
    8件の
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    ★★★ Excellent!!!

    生きるとは何か、忘れられるとは何か

    深く考えさせられるお話だと思いました。吸血鬼など伝承等に出てくる怪物は、人間の想像力によって生み出された生物で、その生の意味を考え始めるとそこに意味はないんじゃないか、と。そんなことを考えていた吸血鬼さんの悩む姿に、深く、生の意味を考えさせられました。
    長年を生きる吸血鬼にとって、生きる意味とは何だろう?じゃあ逆に死ぬとは何だろう?
    定義づけが難しい物事への吸血鬼さんの考え方や、主人公の心情。それに描写もとても素敵で、どことなく切なく温かいお話だと思います。

    恋って、難しいですね。

    • 2020年5月3日 23:32