第5話にして、この物語は真の輝きを放ち始めました。ただの冒険譚を超え、神々の本質や共感という名の『重荷』、そして傷を抱えながらも誰かを守ろうとする勇気を描いた、非常に深みのある章です。
物語の鍵を握る『星詠みの翁』の登場により、宇宙が直面している危機の真相が少しずつ解き明かされていく過程は、幻想的でありながらもどこか切実な響きを持っています。しかし、今回最も心を打たれたのは、ついにメインキャラクターたちが一つの『絆』として結ばれた瞬間です。
光を象徴するキシンと、闇を纏うラセン。対極にいる二人が出会い、そこに無垢なクルオンとリーフォが加わることで、不完全だった運命の歯車が力強く回り出したのを感じました。過去のトラウマを乗り越えようとする繊細な描写、そして新たな旅路を象徴する『星渡りの魚』への乗り換えなど、ワクワクする展開が目白押しです。
美しい言葉で綴られる星々の風景と、キャラクターたちの内面の成長。読み終えた後、夜空を見上げたくなるような、優しくも力強い物語です。彼らの旅がどこへ向かうのか、これからの展開が楽しみでなりません!