[第2期]同題異話SR

各話のあらすじ・ジャンル・タグ一覧

1.-Apr.- 『春風ひとつ、想いを揺らして』(https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054895066400

  現代ファンタジー<2619字>:自己弁護・自己愛・桜


 春は、入学や進学、就職など、新しい出会いもある華やぐ季節。

 しかしそんな中で、ある少年は浮かない顔のまま駅の雑踏を抜けた。


「どうして自分だけ大学に落ちたんだろう」


 春から浪人生となった少年の、ある朝の話。



2.-May.-『午前三時の小さな冒険』(https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054896309939

  SF<13093字>:暴力と言葉の暴力・我慢と逃避・VRゲーム

  ※小説家になろうに転載・改訂

  『お帰り・テーヘンさんのお客さま ~アオイの場合~』


 児童施設『なでしこ園』のアオイ。同じ施設のサラと一緒にいたところ、学校の同級生に施設の子だとバカにされて、思わず叩いてしまった。

 学校の先生、園の先生、園長先生みんなから、あやまりなさい、我慢しなさいと一方的に言われてしまったアオイ。


「言ったあの子も悪いはずなのにどうしてわたしだけ怒られるの」


 不満に思ったアオイはその日の夜中、なでしこ園を家出してしまう。

 そしてそんなアオイの前に、謎の物体が……。



3.-Jun.-『間違いなく君だったよ』(https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054897947311

  ホラー<14110字>:一卵性双生児・入れ替わり・愛の行方

  ※小説家になろうに転載・改訂

  『間違いなく、ワタシ。』


 一卵性双生児の姉・春香と妹・千春。

 ある朝目覚めたら、二人の身体が入れ替わっていた。


「私達が入れ替わったところで何の面白みもないよねー」

「何でそんなに呑気なの?」


 姿かたちだけはそっくりな仲良し姉妹の、日常が終わる日。



4.-July.-『サンダルでダッシュ!』

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054907727140

  異世界ファンタジー<3357字>:異世界転移・ヒーロー・コメディ


 アパートの扉を開けると、そこはギラギラとした太陽が照り付ける赤茶けた大地だった。


「間違えちゃったー。てへっ❤」

「てへっ、じゃねぇよ、このへっぽこ女神!」


 恐ろしく軽装で異世界転移してしまった彼の運命は。



5.-Aug.『願いをさえずる鳥のうた』

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054917933842

  詩・童話・その他<2562字>:ヒヨドリ・老齢の主人公・紙芝居的な何か

  ※小説家になろうに転載


 ある日、ヒヨドリが巣を作った。

 何とはなしにヒヨドリの子育てを見守っていた老齢の主人公は……?



6.-Sep.-『サヨナラ、小さな罪』

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054921194298

  現代ドラマ<4281字>:同窓会のお知らせ・結婚間近・蓋をしていた過去

  ※小説家になろうに転載


 結婚を機に引っ越すことになった成田美和子は、五年間独り暮らしをしていたアパートを片付けていた。

 そのときクローゼットから見つけたのは、返事を出さないまま仕舞われていた、同窓会のお知らせの往復はがきだった。



7.-Oct.-『珈琲は月の下で』

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054922773756

  異世界ファンタジー<4708字>:アクション・首飾り・一息つく

  【残酷描写有り】【暴力描写有り】

  ※小説家になろうに転載


 ヤイマール国トルク山の中腹。六人の山賊が強奪したモノを広げ、酒盛りをしていた。

 力に酔いしれた山賊のボスが酒瓶を高く月に掲げた瞬間、光が水平に走る。



8.-Nov.-『愛と呼べない夜を越えたい』

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054935331798

  恋愛<1925字>:遊女・金平糖・蝶が舞う


 島国ジャポンは海を隔てて囲む三つの大国に占領された。

 遊女となった綾目は、廓の二階の障子を開け、月を見上げる。

 その手には、残り一粒となった金平糖の瓶が握られていた。



9.-Dec.-『雪待ちの人』

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354055082536799

  恋愛<4226字>:高校受験・雨の音・冬の思い出

  ※小説家になろうに改訂・転載

  『あの雪を待っている』


 夏に部活を引退してからあっという間に月日は流れて、もう12月になっていた。

 高校受験も近くなってきてどことなく気ぜわしい日々を過ごしていた俺は、ふとそんなことを忘れる瞬間に出会う。



10.-Jan.-『凍えるほどにあなたをください』

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354055484736980

  ホラー<3205字>:待ち合わせ・ホットコーヒー・矛盾


 一月一日、コンビニで夜中から明け方までバイトしていた青年。

 その帰り道、自分を待つ白いコートの女と出会った。



11.-Feb.-『Dear K』①

https://kakuyomu.jp/user_events/16816452218409419155

 詩・童話・その他<1508字>:苦しくなる戦況・できる限り止めたい・切り札


 次々と戦地に送られていく者たち。

 俺はただ、見送ることしかできなかった。



12.-Feb.-『Dear K』②

https://kakuyomu.jp/user_events/16816452218409419155

 現代ドラマ<14375字>:憧れの先輩・尊敬するお父さん・知りたくなかった、けど……

 ※小説家になろうに転載


 演劇部には、憧れの先輩との思い出がつまっている。

 温かい家には、大好きな両親と住んでいる。

 二つを結びつけたのは、一つの白い手紙だった。


12.-Mar.-『きみの物語になりたい』

https://kakuyomu.jp/user_events/16816452218874172994

 SF<6294字>:変人と言われる助手・奇人と言われる博士・過去から未来へ

 ※小説家になろうに転載


 ウィリーが助手を勤めているのは、研究施設でも奇人と名高いレオン博士。

 そんな博士が珍しく興奮している。

 研究以外、一切――助手の私にすら興味を示さない博士。いったいどうしたというのだろう。

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