耽美ポエマーへの挑戦

 突然だが、私は小説や絵だけではなく詩を書くのも好きである。むしろこちらの方が秀でているかも知れない、と思えるくらいには自信がある。昔から韻を踏むのは得意であるし、数年前にとある初音ミクの曲を聴いてからはリミッターが無くなった(厳密にはあるのだろうが、まともに機能していないかソレを感じさせないかのどちらかだろう)。ただし、その殆どは散文詩であり、その上抽象的で謎めいたものが多い(解は用意している筈なのだが……)。悪魔的だと言われたこともあるが、悪いことではない。

 私が詩を書いている理由は、小説に添える為だがソレ単品でも楽しめるようになっている(私自身は分からないが、読者は普通に楽しんでいる)。マザーグースのように、物語に華を添える為のツールである筈なのだが……。詩そのものはその時の気分で書いているのだが、明るい詩ではなく暗く死や苦痛を美しく謳ったものが多くそれでいて謎めいている、耽美な詩が多いのだ。耽美自体は褒め言葉であるが、私が目指す耽美とはまた違うものだろう。

 私が目指している耽美とはアリプロみたいな、ゴシック調で退廃的な、それでいて傍に人形がいると錯覚できるようなものである。そこまでたどり着くにはまだ修行が足りないのだが。

 私が今まで書いてきた詩は全て二次創作である、と断言できる(気付かれたことは一度もないが)。というのも、大体が音ゲーの曲やゲームの物語を参考にしているからである。それでいて、マザーグースなども参考にしている。子どもの歌に適する内容ではないだろうが、メルヘンのような感覚は味わえるだろう。ちなみに全て解は一つの筈だが、受け取る人によって抱く感想は違うようであった。

 よく、「心に闇がある」と言われるが全く闇のない人などいないだろう。その闇を直接表現するか、包み隠しながら生きていくかの違いしかない。それに気づかない限りは幸せでいられるのだろうが、心地よい呪いに浸れることもまた幸せだと言える。

 実は、私自身小説にはそこまで自信がない。というのも、周りには難しい表現を巧みに駆使している人が沢山いるからだ。そういう意味では、私はその人達に負けている筈(但し、謎だらけである)。しかし、詩は書ける人が少なく(どうも皆小説の方が書きやすいと感じるようだ)その上賞賛された。だから少しだが自信が持てるようになったのだ。ついでに、詩を書いている理由にはもう一つ。マザーグースに憧れているからだ。残酷ながら、可愛らしいあの世界をいつか書けるようになりたいと私自身、思っている。

 

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