パソコン嫌いになった

 なったというよりも既になっていると言った方が適当だが、私はパソコンを使うのが嫌いである。バイト代でパソコンを一台買っても、新しい共用パソコンが家に来てもこの気持ちは一切変わらない。五本の指でキーボードを打つことは出来てもスピードが遅いし、そもそも頻繁にミスをする。フォントを変えられるのはメリットなのだろうが、そもそもパソコンそのものには出来れば頼りたくない。それでも課題のレポートを書く時にはパソコンを使わなければならないし、慣れれば便利だと知ってはいるから使う。それでもパソコンを好きになることはない(実はスマホの文字打ちもかなり苦手であり、パソコンは更に苦手)。

 小学生の時はパソコンの時間を楽しんでいた記憶があるのに、成長するにつれて楽しくパソコンで学ぶということはなくなっていった。加えて、母があまりにも「キーボード練習をしろ」と煩いのでパソコンを課題以外で使うことはなく、益々パソコンからは遠ざかっていった。その為、今でもパソコンのことはよく分からないし理解しようとは思わない。私自身、集中力がないので、パソコン作業は途中で放棄することもあるのだ。

 レポートも論文もその他の書類も原稿も、全て手書きが私にとってのベストである。しかし、手書き原稿は字が汚いと誤植の原因になるし、フリーハンドで正確なグラフは書けない。だから人々はパソコンに頼るのだと頭では分かっていても、私はパソコンは嫌いで本来なら頼りたくないのだ。

 だから、仕事をするなら事務作業はなるべく少ない方がいい。それよりノート(紙の)に面白い小説やエッセイを書きたい(実際、紙のノートなら一日に十ページ以上書ける時もある)し、動き回った方が適度にストレスが発散させられるからである。

 正直、パソコンを使うような仕事には就きたくないが世間はそれを許さないだろうことは容易に想像できる。私は体が小さいし、力仕事には向いていない。その上器用ではなく、取り柄は殆どないに等しい。それでも、パソコンの練習をさせられるくらいなら、いっそのこと死ぬとまでは行かないがどこまでも逃げ続けられる自信がある。「不便だ」「キーボードくらい打てるようになりなさい」と言われるよりはマシだと思うからだ。

 ついでに起動するのも面倒くさいし、パスワードの入力を求められるし、手荒く扱えばすぐに壊れるところも嫌いだ。私は力が弱いとはいえ、モノ(プラスチック製品が主)を壊したことが何度もある。流石にパソコンは壊さない(壊せない)とはいえ、やっぱり使いたくない気持ちは未だに変わらないのだ。

 

 

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