幼い頃からの一途な想いを綺麗に収めて弔い切った切なさをまとった作品です

夏を意識させる「蚊取り線香」は、幼い頃からの純粋な愛を弔う「線香」だったのでしょう。

頻繁にSNSで繋がりを求めていた割には、夏実さんの結婚に気付けなかったのは、年上の女性のあしらいが上手かったのか?
それとも不都合な事実から目を背けたかったからでしょうか。

短い文章に、一途な想いを綺麗に収めて弔い切った切なさをまとった作品です。

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