心を震わせる、切なさと情景の妙。これはまさに傑作。

読了後、しばらく余韻で動けなくなりました。あまりにもリアルで、あまりにも切ない。

この作品は、ただの初恋の物語ではなく、追いかけることしかできなかった少年の成長と、追いついたはずの瞬間に突きつけられる現実の残酷さを、淡々とした筆致で描き切っています。

この作品は、ただ「好き」と言うことの難しさを描いているのではなく、
言えなかった想いが、言えなかったままに終わるからこそ、こんなにも胸を締めつけます。

これほどまでに美しく、切なく、余韻の残る作品に出会えたことに感謝します!

次回作も期待しています!

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