第17話 皆でスキルを覚えよう

 私は片手ですくえるぐらいの砂金を、こぼさないようにゆっくりと集める。


 無事にしまうと、スマホを取り出してディガーのユニット編成の項目の、地魔法の欄を見てみる。


「あっ、魔法の項目が増えている。『金属収集』か。さっきのディガーの使った魔法はこれかな。収集ってことは、金を産み出している訳ではなく、集めているのか。多分地魔法ってぐらいだから、ここらの土の中から集めているんだろう。ということは、地魔法使って一気に成金大作戦! は無理っぼい。まあ、ディガーがあんなにグロッキーになっちゃうなら、よっぽどのことがなければ封印ですかね」


 私はそのまま残りのポイントで、ノーマルガチャを回す。


 出てきたのはコモンランクの日用品っぽいものが多い。タオルとか。パジャマとか。

 歯間ブラシ何てのも出た。ちょうど宿に泊まるから、これはこれで文化的な生活が出来るからありがたいな。

 電池が出たときは最初どうするんだこれと思ったが、そのあと懐中電灯が出たので、なるほどと納得。懐中電灯はアンコモンでした。家電はランク高めなのかな。


 後はアンコモンのスキルが2つだけ。それがこの2つ。


 嗅覚補正(小)

 睡眠耐性(小)


 それぞれ、名前の通り、鼻が少しよくなるスキルと、眠気に強くなるスキルのようだ。


 さて、ここまでで出てきた未使用のスキルをリザルト画面で見ると、こんな感じになる。


 ●レア

 魔力物質化


 ●アンコモン

 木登り 

 投石補正(小)

 塗装補正(小)

 嗅覚補正(小)

 睡眠耐性(小)


「本格的に依頼を受ける前に、ディガー達を含めて今いるメンバーにそれぞれスキルを覚えさせておくかな。さてさて、どうゆうふうにしよう」


 私はわくわくしながらああでもない、こうでもないと考える。

 結局、こうなった。


 クウ

 《スキル》 着火 スワタニ語理解(片言) 駆け足 魔力物質化


 ディガー

 《スキル》 土魔法 錬金術 嗅覚補正(小)


 ディアナ

 《スキル》 投石補正(小) 木登り


 ショウ

 《スキル》 睡眠耐性(小) 塗装補正(小)


 とりあえず血吸コウモリたちはスキルなしで。嗅覚補正(小)をつけるか迷ったが、何となくノームで地魔法を持っているディガーの方が有効活用してくれそうな気がしてディガーにつけた。

 魔力物質化は自分で試してみたくて。明日薬草採取のついでに外で色々試すのが今から楽しみで仕方ない。


 後はディアナとショウだが、ショウは何となく生産職よりの構成に。ディアナは狩人とかスカウト系の構成にしてみようと、こうなりました。


 さて、色々試行錯誤で考えていたら、すっかり夕方のようだ。ここの宿は食堂がないようで、外の屋台で軽く済ませる。

 お金を持ってるっていいね。


 夕食も済ませると後はもう寝るだけ。

 明日は押し付けられた薬草採取の依頼に行く予定なので、早めに寝てしまうことにする。


 寝る前に、うつらうつらしてあると今日1日の出来事が頭をよぎる。

 今日は1日、濃厚だった。


 はじめての戦闘もあり、カーリットやベニートとも出会った。ギルドで登録もした。美しさ、と言うものが何かと言うこともはじめて知った。新しいスキルを皆で覚えた。


 明日はいったいどんな1日になるのか。


 私はそんな事を考えながら、あっという間に睡魔に襲われ眠りに着いた。

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