皇室、そして皇居が舞台となっている物語であり、一般の国民にとってなかなか触れることが難しい題材でありますが、この作品ではその子細まできちんと分かりやすく解説してあるので、読み手は物語の舞台である皇居や皇室の決まり事、それを取り巻く組織を理解したうえで、この物語に入っていくことが出来ると思います。
また、皇室内の兄弟親戚関係や、幼馴染だった二人が、皇宮護衛官と自衛官という守るべきものが相反する組織に属している立場になって再会するなど、登場人物同士のつながりも注目したい所です。
そして、この物語のように皇室の権威(ここでは「御力」ですが)を脅す事件が勃発した時に、今の国家は皇室と国民を守ることができるのか?という問いかけがあるようにも感じました。
まるで一本の映画を見ているかのように、最後の最後までハラハラ・ドキドキが連続する重厚長大な物語です。
皇居を舞台に繰り広げられる、まだ幼い内親王と、皇宮護衛官を主人公とした、迫力ある攻防戦です。
どこまでも綿密に調べ上げられた、臨場感溢れる舞台の説明描写。
息つく間もなく高速で展開する、激しい異能力の交差。
生き生きと可愛らしく、懸命に誰かへの想いと自分の心に向き合おうとする女性キャラクターたち。
どこをとっても秀逸で、最後まで物語世界にどっぷりとハマりこんで楽しめました。
映画化されてもおかしくないほどのスケール、クオリティだと思います。
司子内親王が、十二歳とは思えないほど凛として強く、とにかくカッコいいです!
皇居という実際に存在しながらも一般人には謎を多く感じさせ、実際に細部まで知る人は少ないであろう場所をモデルに形作られるお話です。
リアリティーとファンタジーの絡ませ方が巧みで神話や異能の扱い方、入念に作り込こまれた設定の細かさに感動し息を飲みました。圧倒される知識の深さは読み手の興味を引き、勉強にもなります。ジャンルにミリタリーとありますが、現代ファンタジーがお好きな方も大変好むお話だと思います。
内容に見合った緻密でしっかりとした重みのある文体で、ストーリーに強弱があり、気付けばあっという間に世界観に浸れます。この丁寧な描写で綴られる人間関係の深さや登場人物達の想いの強さには何度も涙しました。
特に司子殿下が好きです。最初はただ可愛らしいなあと拝見していたのですが、話が進むに連れて幼いながらもその凛とした御心の強さに震えました。もう、本当に……本当に泣きました!すごいです。後半の怒涛の展開は熱さに涙腺が崩壊していました!なんと気高いお方でしょう……好きです!
些か難しい分野のお話なので人によっては見るまで考えてしまうかもしれませんが、リアルの中のファンタジーの扱い方が本当に素晴らしいのでひとつの物語として是非読んでみてください。
気高く前を向いて生きる方々に胸を打たれるでしょう。そして様々なことを改めて考えるきっかけにもなると思います。
本当に素晴らしい作品でした。出会えて良かったです。ありがとうございます。
はじめは難しい題材なので、そこまで激しい内容にはならないだろうと思っていました。
でも第五章まで読むとそれは完全に間違いだったのだと分かります。だって、「ヤバい」くらい面白い。
作者様もいつまで公開していられるか分からないとおっしゃっているこの作品、こんなに面白くして注目浴びちゃっても大丈夫なのかなと正直心配になります。
それくらい読み応えがあるんです。
皇族や皇居といった実在のものにここまでファンタジーを乗せてくるか、と。
その一方で登場人物一人ひとりにしっかりとした設定があり、彼らの発する言葉や思惑、展開していく場面がリアリティに溢れている。
一体どこまでスケールが大きくなっていくんだろう、こんなに大きくして大丈夫だろうかと思いつつも、それを楽しみにしている自分がいます。
小説を読んでいるというよりは、映画でも観させられているかのような気分になります。
確かに題材故見慣れない言葉も多数出てきますが、そんなのが全く気にならないくらい面白いです。
まだの方はぜひ一度、ご一読ください。
天皇は、何故日本人の象徴となりえるのか? それは天皇が天照大神の子孫であるからだ。つまり、現在の皇族というのは、神話によって存在意義や権威を保証されている。この物語は、そんな記紀神話によって「御力」という異能を裏付けられた皇族たちと、それを警護する人々の戦いを描いたものだ。
始まりは、膨大な資料や知識によって構成された世界観に、思わず圧倒されるだろう。その天皇を警護する人々や、御所の配置や造り。まるで本物と見間違えるほどだ。しかし、主人公が専属警護する皇族の娘は、たいそうなお転婆だった。しかもゲームや漫画にアニメと、サブカルチャーが大好き。もはや皇族とは思えないほどだった。
そんな中、御所にテロリストが侵入し、人質を取ったうえで攻撃を始める。記紀神話の神々の血を引く者たちは、御所内でしか異能を使えない。しかし、神々が「八百万」と言われたように、神々の分だけ多彩な異能力者がいる。それらの力を「御力」と呼ぶ。お力を駆使して、広い御所内で激しいバトルが繰り広げられる!
リミタリーが苦手な方の小生も、神話の異能ということで楽しく一気読みしてしまいました。最初はルビがたくさんあって、難しそうに見えるのですが、すぐにキャラクターたちの言動に魅力を感じ、テンポよく話が進むため、すんなり拝読できました。
是非、御一読下さい。
いつ読めなくなるか作者も分かりません。ただ、本作で取り扱うのはあくまでも「皇室に関わる人々の友情」の物語――
皇室です。
あの、謎に満ちている皇室。しかし、誰もが興味を持ちながら、その内情は明かされることがない。
カクヨムコン初日あたりから、読み始めました。
「いつ読めなくなるかわかりません」ということは、それ相当の覚悟をして始めた物語であるということ。
数多くのカクヨムコン参加の中でも、異質で、度胸のある題材だと思います。
それでも、みなさんに読んで欲しいと温めて来た大切な物語です。
噛み締めながら読んでいます。
心配していましたが、たくさんの応援が届いていて、嬉しくなりまして。
わたしからもエールを贈りますね。
物語は題材も大きなファクターです。皇室を舞台にしたドラマと、事件性がどう展開していくのか、これからゆっくりと見届けます!
やっと長期休暇です。一章の後、ずっとずっと楽しみでした。でも、終わってしまうかもと思うと寂しくもありました。
続いていました―!!!°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
作者さま、どうぞこれからも頑張ってください。紆余曲折は力にしましょう。
皆さん、なかなか読めない物語! そして、今年のカクヨムコン面白すぎませんか?
皇居が正体不明の敵に占拠されるお話。
その設定の斬新さもさることながら、皇居内の建物から人物まで非常に丁寧に描写されているため、緊張感を持ったまま物語に引き込まれます。
特に第一章で登場人物達をじっくりと描きながら餌を撒いていき、第二章で一気にこちらのボルテージを上げる展開がお見事です。ここからはスピード感を持って最後まで止まらずに読んでしまうことでしょう。
登場人物達の中でも、私はやはり司子殿下がお気に入り(いや、決してロ○ではないですよ…)。年齢が幼い故、言葉にすることは純粋で正論。だけどその立場故か大人顔負けの思考を持っています。彼女が今後、どのように事件と向き合い、成長していくのか楽しみです!