オリジナリティー溢れる世界観と魅力的なキャラクター達がおりなす神々の世界を舞台にしたファンタジーです。
穢れによって終末を迎えつつある神々の世界、この雰囲気が実にいいです。
絶望的な状況でありながらも、そこは神様たち、なんとも穏やかな雰囲気が流れています。
それでもなんとかこの状況を打開しようと、いろいろな思惑が流れています。
その切り札ともいうべき存在が神獣のカイチ。
見た目は可愛らしい女の子なのですが、その存在も考え方も神様だけあって実にユニーク、でもってすごく素直!
それをサポートしつつ、にぎやかに絡んでゆく安倍晴明や白蓮といったキャラクター達。
特に安倍晴明は話し言葉も柔らかくなんとも魅力的な人物に描かれています。
さらには日本神話ではおなじみの神様たちが、魅力的に、というよりも実に人間らしく、物語をにぎやかにしていきます。
あえてまとめるなら、静謐ともいえる世界で、でも終末的に絶望的な状況で、魅力的なキャラクターたちがワイワイと暴れている、そんな物語です。
読みやすい語り口と、個性的なキャラクターの話し言葉、物語の世界にあっという間に引き込まれる感覚。
もちろん面白さは保証付き。
連載中ですので、ぜひ読んでみてください!
日本神話、陰陽師、魑魅魍魎の妖たちに、仏教の神様まで――――
神々が住む高天ヶ原を襲う「彼岸の穢れ」。それにより、神々は禍ツ神と変貌し、世界と神々は滅んでいきました。
そんな世界を救済するため、かの有名な天照大御神の計画の元、今は安倍晴明の結界で穢れた世界と安全な世界とで分けられています。
そんな世界で動き出す、神々たちの物語。
天照大御神の計画の元、最高神の手のひらの上で転がされている気配がぷんぷんの主人公たち、一体これからどうなってしまうのか――!
(さすが天照大御神……)
どのキャラクターも濃くて、誰でも聞いたことがあるようなあの神さまやこの神さまも、とても魅力的に描かれています。
神話関係に詳しい方もそうでない方も楽しめる作品です!
ちょっと早いかな、と思いつつも、もう充分だと思います。
ただいま第二章の平安京の部分を読了して、追いついたところですが、安倍晴明か……と何気に捲った物語がこんなにも面白いとは!
ただ、面白いだけではありません!
空気が、ちゃんと、神様なのです。そして、時折の「はんなり」なキャラの見事なこと。
ああ、わたしの言葉なんかきっかけにして、是非、この謎めいているのに、雰囲気は揺らがない傑作をその心で感じてみてください。
個人的に、小町が可愛い。
愛名、という言葉など、作者さまの優しさと丁寧さも特筆すべきポイントですね。
いいお話に巡り合えました。
きっと、皆様もそう感じ、更新を心待ちにすることでしょう。
作者さま。
大変緻密な世界かつ、神道と高天原の言葉など大変でしょうが、これからも更新を頑張ってくださいね。ありがとうございます°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
高天ヶ原はかつて美しい理想郷だったが、十数年に渡る大戦によって地上は荒れ果て寺社の多くが燃えてしまった。
安倍晴明は彼岸の穢れにおかされていない国と外界を分けて結界を張りその中で仕事をする。
神話をモチーフとした世界の終末を描く、圧巻の和風ファンタジー。
登場人物は誰もが知る陰陽師、安倍晴明。
美少年稲荷神、百蓮。愛らしい猫又。そして神獣カイチ。
日本神話の神々が作者様の世界観により、丁寧に描かれています。
陰陽師安倍晴明の穏やかな京都弁や百蓮や猫又の会話がとても微笑ましい。
新感覚で読める和風ファンタジーです。
物語はまだ序盤。
今後の展開が楽しみです。
(第一章 第三話 平安京と散策 壱)