祭りの中

 部活での汗水とか

 上位校への挑戦だとか

 将来への希望だとか

 悪友が実は学外で活躍しているとか

 そういうのが嫌いだった

 もちろん能力は無かった

 努力もしなかった

 ずっと学生でいたいと思ったし

 早く卒業したいとも思った

 嫉妬とか劣等感とか

 怠惰とか劣等生とか

 一言で表せるような状態ではなかった

 様々な感情が渦を巻き 捻じれ 拗れ

 塊になったものがつまり私だった

 それが十代の私だった

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