• マイページ
  • 小説を探す
  • ネクスト
  • 書籍化作品
KADOKAWA Group
  • ログイン
  • 新規登録(無料)
雨音はモノクローム

雨音はモノクローム

猫柳蝉丸

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★16
6人が評価しました
本文あり
日付が新しい順

本文ありのおすすめレビュー

  • 和団子
    295件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    村脱出を決めた彼女の末路は、恐ろしくも悲しいものでした。

    雨宮村。
    ここでは、小学生のときに婚約者が決められる。

    これだけ聞くと、昔じみた封鎖的な印象があるかもしれませんが、実はそうでない。

    本作のヒロインも村の風習に同じく、婚約者を決められる。彼は非の打ち所の無い男性でした。
    しかし、彼女はとある一件から、村からの脱出を計画します。

    その計画の行く末と、とある一件の真相に対してのミステリー要素に惹き付けられつつ、物語全体に漂う緊張感もあって、短編ながらすらすらと読んでいました。

    真相には驚かされました。
    冒頭でヒロインが語った「お化けや殺人鬼ならよかった」という言葉にも頷けます。

    皆様もぜひ、お読みになられてくださいね。

    ※この度は「お化け企画⑥」にご参加くださり、ありがとうございます。

    • 2019年8月11日 00:32