第10話 当選直後の歳費、日割りはどうなった?

  広海でーす。何か成り行きで私もつぶやく羽目になりました。私はカンちゃん、えっと大宮幹太みたいにスポーツ・芸能に詳しくないので、みなさんといっしょに「渋川ゼミ」のおさらいをしてみたいと思います。


 先の通常国会で参議院議員が歳費を自主返納できる法案が成立しました。法律なのに「」というのが、国会議員がやりそうな“”法案だなと思います。だって、「返納しなくてもから」。元々、この法案は自民党がゴリ押しした参議院の定数増に伴う経費増を参議院内の予算で賄うという趣旨のもので、「新たに税金の世話にならない」ということでした。


 でも、私のいう「自主返納」は“”のこと。渋川ゼミでも取り上げましたが、最近の月末が投開票日なった選挙で、当選議員の給料「歳費」が実質何も仕事をしていないのに、1ヵ月分まるまる支給されていたことが分かったのです。「法律に規定されているから」というのが“センセー”たちの言い訳でした。「歳費法」かなんか知らないけど、そのヘンな法律を作ったのって“アンタ”たちよね、ってツッコミを入れたわけですけど。しかも、議員になれるかどうかも分からない投開票日も含まれているんです。大きな選挙区の場合、当選確定が深夜0時を回ることもありますから、厳密には投票日には議員ではないのに、ねっ変でしょ。たった1日、2日議員でいたただけなのに、「その月ずっと働いた」との“みなし”支給。今回の場合は投開票日は21日だったから、「実働」は多めに見積もっても月の三分の一。三分の二に当たる歳費は返納して当然なんです。


 今回の法改正で月額約7万7千円の歳費の自主返納を可能にしたわけですが、“良識の府”のみなさんには果たして「良識」があったのかどうか。今回の法改正には「いい格好しい」との批判もあります。メディアには議員個々に調査をしてほしいと思っています。「小さなこと」との決めつけは通用しません。「国の借金」っていくらあるんでしたっけ? 何事も「小さなこと」の積み重ねが大切でしょ。それが一般的な“主婦感覚”というものです。高校生の私が言うのも何ですが。「消費税が上がる」となれば、家計簿を見直すんですよ、主婦の大多数は。


 マスコミの皆さん、お願いします。

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