まず、ラノベで群像劇を描くのは簡単ではない。しかも加えて密度があるファンタジーで。 リアルな描写があまりないファンタジーではキャラクターを立たせることが難しいためである。だが、それを見事に成功させているのだ。 それから造語をあまり多用はせず、身近で、聞いたことのある言葉を別の意味に置き換えているのは流石だと思う。 このレビューに興味を持たれた人はぜひ一読下さい。物語の膨大な魅力に飲み込まれてしまうはずでしょう!