第4話


 「次は頭から翼が生えた頭の群れか・・・」

頭部と翼だけ・・・・


 「鳥にしなよ」

誰だよ此の気色悪い勇者次から次に考えるヤツ


 群れの中心に頭に胸や股間を漁れている・・・

金髪ロング青い瞳の旧き勇者がいる・・・


 光の咆哮を避けつつ


 「ねえ」

「そう思わない」

「アイリさん」


 見知った顔・・・・

俺と僕と同時期に勇者に夫婦で志願し・・・・


 「子供にね」

「平和な」

 

 希望を営みを教えてくれた・・・・


 「届かないか・・・・」

アイリさんは無反応・・・・・


 ただ嬉しそうに笑みを綻ばせ・・・

漁られている・・・・


 なんつーか

顔だけの妙にしまりない顔で漁らないで頂けますかねー


 俺の僕の綺麗な思い出がー・・・・・

汚れる気がー・・・


 「まあアイリさんは」

「ヨウイチさんに食べて貰おう」


 複数の光の咆哮は触手と杭で撃ち落とし・・・

仲間達に美味しくいただいてもらって・・・


 「さーて」

「アイリさん」

「洋服脱ぎ脱ぎしましょうね」


 服の機構で飛んでいたはず・・・・

俺の様に超再生系は保有してないから・・・・


 服を脱がせて落とす・・・・

いや丸呑みして服を?


 いや丸呑みしてイレーネ時の様に粘液と触手で封じればいいか!


 先ずは翼頭の群れ 


 と見せかけて胴部でぱくんと・・・・

中で暴れようと・・・


 はーいもろもろの穴がお留守ですよ・・・・

勇者だしね・・・・


 遠慮なく穴というあなに・・・・

「ひぐっ」

「うんんん」


 うーん・・・

アイリさんぴくぴくと静かに・・・・


 アイリさんを取り戻そうと頭部は集まり・・・

「ホワイト」

「ハリケーン」


 回転しつつ杭を連続で上下左右撃ちだす・・・


 「ラストいっぱぁぁぁつ」

棘を空きなく伸ばして突き刺し固定・・・・


 落着・・・・・


 体内のアイリさんからもろもろ引き抜く

「うひょぉぉぉぉぉ♪」


 アイリさんは叫びぐったりとけいれんするのみ・・・・


 ホワイトを取り込み・・・・

「ヨウイチさん」


 大きい狼のヨウイチさんは・・・・

俺の胴部で・・・・


 

 ぐちょぐちょのぬちょねちょで・・・・

天に上ったお顔のアイリさんを・・・


 既に意思が消えて久しいのに

優しく舐め始める

「よ・・う・・いち」


 アイリさんは弱弱しく声を・・・・

「わ・・・たし・ね」

「よ・・う・・いちと」

「ひ・・と・つに」


 ヨウイチさんは頷くと

仰向けのアイリさんの股間に自分の股間に・・・・ 


 其れを突き立てる・・・・


 アイリさんは微笑みを浮かべ受け入れる・・・

「ぐぶ」

「おぶぶぶ」


 苦悶の声と体液が流れ出す・・・・

ぐちゃべきんと大きな音を立て・・・・


 アイリさんは急速に目から光を失い・・・・

顔には股間から生えた口に食われるまで微笑みが浮かんでいた・・・


 気がつけば二つ首の狼と成り・・・・

食い残しを綺麗にし・・・


 「先を急ごうか」

まだ大陸を救うには食い足りない・・・・


 

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