第48話 シロの選択と失踪
「私は・・・マキちゃんの記憶を、戻したい」
「そう、やっぱり考えは変わらないのね」
「・・・うん。私にとってマキちゃんは一番大切な人だから。」
「前みたいに貴方の行動を拘束していても?」
「うん」
「あなたの周りに被害が及ぶとしても?」
「その時は、私が止めるわ」
「意志は固いのね」
「私はもう、迷わない」
「そう、それなら私も協力するわ」
「え・・・」
「マキちゃんの記憶を戻すんでしょう?」
「そ、そうしたいけどあんたは・・・」
「私は、マキちゃんを見続けられるならそれでいいのよ」
「・・・ありがとう。それじゃあ行きましょうか、モネの所に」
「えぇ」
しかし、この後自体は思わぬ方向へ向かう。
シロが準備を整える為菜々の家から出た時、目の前を見知らぬスーツの男達が通って行った。
何か急いでたみたいだけど、何かあったのかしら?
そう思いながら自宅のドアを開けると、玄関に何故かスリッパが脱ぎ捨てられていた。
しかし、マキちゃんの靴は置いてある。
この光景に違和感を覚えたシロは急いで家の中に入り、マキを探すがマキはどこにも居なかった。
まさか、さっきの人達が!?
マキは家を飛び出して、急いで階段を降りた。
しかし、一階に着いた頃には既に誰もいなかった。
マキちゃんが・・・攫われた!!
シロは菜々の家まで全力で走った。菜々の家に着く頃にはシロの息はとても荒くなっていた。
「ちょっと、菜々。早く開けて!!」
「い、一体どうしたのよ、何か忘れ物で・・・」
「マキちゃんが、マキちゃんが攫われちゃった!!!」
「・・・は?」
シロが菜々と合流した時、マキを乗せた車は高速道路を走っていた。
マキは両手両足を固定され、それに加えて目隠しと猿轡までさせられていた。
そのマキの隣にはモネが座っていた。
「ふふ、ようやく手に入るのね私の理想のお姉様が。こんなチャンス二度とないわ、お父さんがヘマやらかした時はどうしようかと思ったけど、結果的には大成功だったわね。流石にあの子達も私が今どこに居るかなんてわからないでしょ、もう私の独り勝ちは決まったようなものね。思えばあの修学旅行の時、一目惚れだったわ。しかも、その人が狙っていたターゲットだったなんてね。もうすぐで貴方は私のものになる、それまで何も知らずにゆっくり寝ているといいわ」
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