第1話への応援コメント
名門お嬢様学校に通う女子高生・井上香子の抑圧された日常と、彼女が感じている閉塞感を丁寧に描き出しています。母親からの期待や家の格式、結婚のしがらみなど、伝統と家柄に縛られた「上流の娘」としての義務と、香子の内面の自由への渇望との対比が巧みに表現されています。過剰な礼儀作法や恋愛禁止の校則など、徹底したお嬢様教育の息苦しさがリアルに伝わり、読者に共感と違和感の両方を呼び起こす構成です。香子の目線で綴られる語り口は淡々としながらも、抑圧された感情の機微がにじみ出ており、今後の展開への期待を抱かせます。改革か服従か、彼女の選択が気になる出だしです。
百鬼清風
編集済
第46話への応援コメント
この第46話、とても印象深いです。母からの手紙という静かな形式ながら、言葉の一つ一つに狂気と執着が滲んでいて、読んでいて息が詰まるような緊張感がありました。朝子の一方的な価値観や復讐心が丁寧な文体で綴られるほどに、逆に異常さが浮かび上がっていて怖い。香子がそれに対して「もう私は操り人形じゃない」と声を上げる場面は、小さな反抗ではなく決定的な決別として力強く響きました。ラストの「白詰草、花言葉は『復讐』」という一文も皮肉が効いていて、物語の余韻をぐっと深めてくれます。香子の選択と今後の動向がますます気になりますね。
百鬼清風