第17話 巨大な魔法力

「イミテよ…国王と言ってもワシは父親だ!

優しそうなお前なら娘をティナを大切にしてくれる…そう思った!しかし、娘に手を挙げられて我慢出来るほどワシは甘くないぞ!


それにキマイラのような召喚獣を勝手に召喚するのは法で禁止してあるはず…決められたルール…法も守れないお前に娘はおろか国は任せられん…」


「ぐぬぬ…どいつもこいつも僕をバカにしやがって…」


「お父様…どうして術が…」


「ワシを誰だと思ってるんだ!仮にも一国の王だぞ。お前のヘナチョコな魔法なんか直ぐに解いてみせるわ!しかし…キマイラとは…厄介だな…」



「おい!おまえ!」「おまえ!」


ミスとリルがイミテを呼びつけた…「なんだ!チビ!」


「おまえもチビだろ?」「やーいやーいチビ!」


「くそっ!子供までバカにしやがって…やれ!キマイラ!皆殺しだ!」


「いくよ…リル!」「うん!おねえちゃん!」二人とも両手を前に突き出して…ミスは空中に青い紋章、リルは空中に赤い紋章を描いた…


「えーい!」「いっけえー!」


赤と青の紋章が重なり、紫色となってキマイラ目がけて飛んで行った。


次の瞬間…


グワァァァァ…ン!!



轟音と爆風がジュエラ王宮を襲った…


「な、何事じゃ…⁉︎」


二人が放った魔法はキマイラを消し去ったどころか、王宮の三分の一と後ろの山肌を削り取る…消滅極大呪文だった。


「な…なんと!こんな巨大な魔法力見たことがないわ!」ゴルドは驚いた…


「あ…あ…あ…⁉︎」


後ろが消滅してしまった王宮の部屋のギリギリのところで少しチビってしまった様子のイミテ…


胸ぐらを掴んだ優也は「おい!今度俺の女に手を出したらこんなもんじゃ済まないぞ!」

そう言ってイミテの顔面を拳で思いっきり殴った…


「ヒィィィィ!!」お漏らしを気にするどころではなくイミテは逃げるように王宮を後にした…


「ダーリンもキャラ変わってるじゃない!でも…カッコ良かったわ!…ウフフ…」


そう言ってティナは僕に口づけた…

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