第12話 どうしたらいいの?
ティナは物置にしているあまり使っていない部屋の前に立つ…
そして何か呪文のような言葉を唱えた…
ドアの枠の部分がピカッと光ったかと思うとティナはドアを開けて「帰りもここから帰って来ます…ダーリン…
すぐに帰ってくるつもりですが、もし私が明日になっても帰らなかったらミスとリルを宜しくお願いします。ラリー叔父様も居られるので大丈夫とは思いますが…」
「分かった…お父様とお母様によろしくね…」
ティナは浮かない表情をしながら「じゃあ行って来ます!」とドアの向こう側へと行ってしまった…
明日から三連休だったので、ミスとリルの面倒を見ながらティナの帰りを待つことにした…
ところがすぐに…どころか次の日の夜になっても彼女が帰ってくる気配は無かった…
ミスとリルを寝かしつけて僕も寝ようかなと思ったその時だった…
頭の中に聞き覚えのある声が響き渡った…
夜分遅くにすみません。ラリーです。婿殿、大変な事になりました。
ティナの父親で私の兄、ゴルドがティナが結婚して出産したことに腹を立ててしかも相手がその…申し上げにくいのですが、人間のあなただということに更に腹を立ててティナを地下牢に封印してしまったのです。私が何と言っても全く聞く耳を持たないのです。
そこでお願いです。お子達を連れてこちらに来て頂けないでしょうか?
兄もお子達の顔を見れば少しは…」
「分かりました。やっぱり私も自分で直接ご理解を得る努力をしなかったのもいけなかったのかもしれません。すぐにそちらに伺いますね…」
早速僕は出かける用意をしてティナが出て行った物置のドアを開けた…
しかし…そこは物置だった…
どうしたらいいんだろう…?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます