第52話 恥知らずにも公開される設定資料集。
お待たせただろうか?
どうも、貴方のお口のシーフード。異世海老だ。
引き続き恥知らずの弁明を代理していくぞ。
そう、一つ目は、わざわざ私が弁明を行っている最たる理由である、『突如、同作者による、全く無関係な別作品のキャラクターが主人公に憑依する』というお寒いシーンだ。
どのエピソードだったか。まぁ、そういうのがあったのだ。あまりの下らなさに誰の記憶にも残ってはいないだろうが。
この寒さは作者自身が作中のキャラクターと会話劇を展開するようなものに匹敵する。
現在、あの無能の作者が最も削除したいシーンである。
突発的で必然性が全くなければ、別に読者から見て面白いシーンではなく、むしろ単に意味不明。
別にこの描写を単純に削ったところで、話の展開には全く問題がない。
今となってはこのシーンに対し、あの阿呆は赤面するしかないのだが……
……一応は、何故そんなシーンを挟んだのか、その理由など解説(言い訳)していこうと思う。
まず、この作者、ネット小説という、自分がやってるジャンルに対して無知であり、なんなら偏見すら持っている。
この底辺作家、無駄に紙の本の中毒者で、記憶力に問題を持ってさえいなければそこそこの知識人ぶっても許されるような人間なのだ。単純に読んできた本の冊数に関しては無駄に多い。問題は、常にラリって読書してるせいで読み終わったとき記憶が定着していないことぐらいだ。
そんな売れるはずのないアマチュアは、かつて三つほど、投稿できる程度には枚数のある長編小説を書いていて、投稿したが、まぁ、お察しの通りの結果となった。
この時、一作目に関しては無理にジャンル分けするなら純文学のような路線のものを書き、二作目になってラノベに転身、三作目ではホラーを自称する小説を描いている。
いずれもお粗末な出来のため、結果はお察しの上、アイツは一時期、二作目をカクヨムで公開してたりするのだが、メンタルが腐った豆腐であるヤツは結局そいつを非公開にした。この小説の再公開は全く考えていない。
……まぁ、コイツにとって小説というのは、執筆中はこれに頭を支配されているが、書き終えた瞬間に興味が失せてしまう。その後自作の扱いをどうするかなんて割とどうでもいい……というか、もう書き終えた時点で自作をほとんど思い返さないので、そりゃー投稿も遅れる。
誰か奴に自作への『作品愛』みたいなものをレクチャーしてやってほしい。
閑話休題。
少しは作品の裏話なんてものもしてみようか。
この『ふつまよ』を書き始めるにあたり、コイツはこう考えた。
「『ネット小説』(コイツの中では一般小説と別のジャンル)を書こう!
なんかネット作家がやってそうなことをやる!
当然、作中はギャグシーンも大量にいれて、とにかく読まれたい!」
コイツとしては本当に異例の作風の転換だったりするのだ、コレ。
ネット小説の文法である過剰改行や、センテンスごとに空白の行を挟む手法、なども極力取り入れるようにした。
それ以前はなるべく、塊のようにテキストを密集させた文体こそがカッコイイと思っていたヤツとしては、かなりの方針転換であると言える。
読者諸兄がご覧になったのは、そのような、コメディを初めて書いた人間のコメディだったりする。
案外笑えたというなら、あの阿呆はそれこそ小躍りどころか本気ダンスを始めるだろうし、案外ヤツはこっちのほうが少しは向いていたのかも知れない。
まぁ、結果はご覧になったものが全てである。
この、『ネット作家がやってそうなこと』という、非常に差別的な表現の最たるものとしてあるのが、この『別作品のキャラクターの突然の登場』だ。
当然のこととして、このクソアマ(クソアマチュア作家)は実際にそんな描写のあるネット小説を実際に目にしたことは無かったのだが、『なんかネット小説でありそうな、作者の自己満足的なお寒いシーン』を意図的にやった。
全ネット作家は今からバールのようなものを持ってヤツの家を襲撃していい。
どんだけネット小説に偏見持って下に見てるんだこのクソアマ(チュア)。
今すぐネット小説界隈から退場しろ。
いやもう既に退場しかけてるけどな。
リスペクトが払えないなら、その世界で作品の発表なんかしようとすんな。
……おっと、私としたことが。
少し口が滑ってしまったらしい。
ああ。私はクソアマ(チュア)と違って、ネット小説を愛してやまない海老だよ。
……君たちなら信じてくれるね?
ともかく、こういったクソアマ(チュア)の一連の思考から、今ヤツが削除するべきか迷い続けているあの、別作品の存在たる私が割り込むというシーンが登場した。
要約すれば、寒そうなネタを、偏見から意図的にやってみたが、分かっててやったとはいえやっぱ恥ずかしいので、プライドだけは無駄に高いクソ野郎は悩み続けている。
……という話である。
……一生悩んでろお前。
2.登場人物紹介
さて、いい加減作品本編の解説をせねば、私海老もダメな『人の作品のあとがきを勝手に書く海老』扱いを受けかねない。
そろそろ作品と直接的に関係のあることを公開することにする。
・キャラクター
……ああ、うん。キャラクター紹介の詳細なやつを、ちょうど一章が終わった節目のあとがきでやるやつだ。とりあえずこれやっとけばいいんだろう諸君? 博識な私は様々なネット作家がこういうことをやっていることを知っている。
それでは、紹介に移ろう。
・シーラ・レオンハート三世
まず名前なのだが、一度『どれだけ無茶苦茶な名前作れるやろ?」という挑戦からこうなった。
シーラは当時あの男が見ていた海外ドラマの登場人物の名で、なんか英語圏でありきたりな感じがして採用。続くレオンハートは、この名前は彼女による偽名であり、彼女なりに「カッコいい単語」と考えた結果こうなった。
そして、「シーラ」というありがちそうな名前に由緒正しき家系的な『三世』をつけることで、ギャグになりはしないか。
あの男の発想力などその程度である。
ところで、執筆中、彼女の行動やセリフを考えながら書いていた記憶がない。
なんかその場にいるだけで勝手に変なことをやりだすし、セリフもほとんど勝手にコイツが話していた。
シーラとアサクラの掛け合いパートは正直、シーラが次々に勝手にボケてくれるので、私はいかに妙な言い回しの突っ込みをアサクラに言わせるかしかほとんど考えていなかった。
勝手にシーラが動いてくれるので作者としては楽で仕方無かった次第です。
……とは、無能作家の弁だ。
信じるか信じないかはあなた次第。
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