第17話 論法とは思考のフレームワークのこと

ある意見に対し、もっともらしく架空の詳しい人物を出し、その人ならこう断言するに違いないという論法を、「真のスコットランド人論法」というらしい、と知ってから、早く実際に使う人を見てみたいとそわそわしている。


言葉は変化するのが自然で、慣用句の由来となった事象をみると、思わずにやついてしまいます。

今日は玄関を開けてすぐ、ネコババを目撃しました。

「おー、いたしてる、いたしてる」

などとつぶやいてから、武士の情けで目を逸らした。


トトロのせいでサジェストがネコバスになるのを確認。


さて、逸らした目を戻したら、ネコがネコババの語源たる手つきをしていた。招き猫ならかわいいものだが、今回はババである。

なにもないアスファルトでも、虚しく空を切ろうとも、本能に従ってネコババのモーションをするのがかわいい。


こういうシチュエーションでも、ネコを愛らしい、と言うのが、

真のネコ好きである。

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