第16話 書くことがなくなってからが本番

エッセイって、そういうものだったかな、と。


ある小説で、それはもううまそうに喫煙している描写があって、それみてほんとにうまいか実際に吸ったんですよ。別にどうということはなかったです。

で、小説の次の巻で、喫煙してたキャラが禁煙して、勝手に裏切られた気分になったりして。

え、ここから話を広げるの?


小説の影響って、大きい。


「健康と美容のために、食後に一杯の紅茶」


とかいう呪文が流行って、そこから紅茶を飲みたいのに気軽に飲めない紅茶党、という小説ファンが出てきて、その後、コンビニで手に入るようになって需要を満たした、とか。


体験というのは大事。


小説の食事を重視する人がいるね。たいていの人は食事を楽しむからわかる。

ファンタジーでも、食事は当然する(不老不死を除く)。しかし、食材の色、くらいにしかファンタジーらしさを言及しないのが多い。


ギャグ漫画で、金持ちの子供が家出をする話で、その家出の理由が、毎日ステーキばかりで食べ飽きたからというもの。掲載当時はファミレスもなく、豪華な食事が一般的じゃなかったからできたギャグ。




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