話が進む度に「赤」が変わる作品。前半は穏やかな雰囲気でありながら、後半になると一気に狂気に変わっていきます。おすすめの作品です。
いい歳して5年振りにラノベ製作を励むようになった社会人でとてつもないガラスメンタルの持ち主です。 語彙力が人並みの自信がなく日本語がたまにあやふやになることも…
子供を連れて、緋色の王様が歩いているシーンからはじまります。徐々に背景がわかってゆくけれど、残虐な雰囲気が漂ってくるけれど、わたくしには大人のものではなく子供っぽいおままごと的な悪意のよう…続きを読む
慈善家の『王様』が自分の心に秘めた話を少しずつ解き明かしていくお話。 『王様』と相方は写真のポジとネガだろう。そして、過去においてはその関係が逆転していた。 『王様』の立場に注目するのか『相方…続きを読む
王様は、残酷で無慈悲。行いそのものは、許されざる非道。であるにも拘らず、私は王様の狂気に嫌悪感を抱かなかった。こんな悪人は、滅多にいない。もしかしたら、「読者に拒絶反応を抱かせない魔法」も、…続きを読む
あたたかな空気から徐々に徐々に、なにかがズレていく不穏な気配。そのズレが反転したとき、どうしようもなく歪んでしまった狂気の底に横たわる深い悲しみが見えてくる。救われない世界に流れるやさしい狂気。…続きを読む
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