複数の悩める女性たちを主人公にしたオムニバスドラマです。
職場でうまく立ち回れない春菜。
同性の同期に歪んだ想いを抱く美雨。
夢に向かって田舎から上京した夏希。
離婚してお一人さまに戻った雪絵。
スポーツ推薦なのに選手生命を断たれた早霧。
そして、友達の背中を追って努力する小晴。
季節や天候を名前に冠した彼女らは、移ろいゆく日々の中、迷いながら自分の人生を進んでいきます。
それぞれの抱える想いや乗り越えるべき問題が、心の機微を見事に掬い取る心地よい筆致で綴られ、どの主人公にも共感を覚えました。
新たな一歩を踏み出した春菜の店へ、導かれるように彼女らが集っていく展開は、人と人とのつながりの尊さを感じて胸が温まります。
店の大きな丸い窓が視覚的にも印象的で、そこから晴れの日も雨の日もある人生模様の空を眺めるという、物語のエッセンスを映した情景がありありと脳裏に浮かびました。
外がどうであれ、いつもと変わらない穏やかな居場所があるという安心感もまた、あたたかな読後感につながります。
彼女たち全員の明るい未来を、自然に祈りたくなりました。とても心に沁みる物語でした。
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まだ、読み始めですので、簡単なご紹介となります。
それぞれに個性があるキャラクターを作者様の脳内アドレナリンのしらべで奏でています。
春奈さんは、悩めるオフィスレディで、話の最後には、ある決断をします。
第一印象で、少し大人びた作風がいいと私には感じられました。
そして、美雨さんは、前話を受けてか、働き、恋もする女性の心情の季節のようでした。
意外な人物の登場に、私ははっとしました。
毛色が変わって、夏希さんは、自分のこれからの夢を追う方です。
私の好物方言が方々できらめき、そして、しんみりともさえしました。
最新話の雪絵さんは、かなりセンセーショナルな内容でした。
うちも、具合が悪く、多々ありました。
周囲でもこんな家庭があるなと思う程です。
好きかどうかは、それぞれの人生があるので、一概に言えませんが、ほっとするひとときを与えてくれるのは、夏希さんの場合です。
作者さまの筆致は、いつもとは恐らく意識的に変えていらっしゃるのでしょう。
読みやすさを残したまま、盛り上げ方が、今までよりもぐっときます。
今後、どうなるのか楽しみな連載です。
是非、皆様、特に女性の方などにご一読いただきたい作品です。