桔梗をテーマに芸術を愛する2人の想いが交錯していきます。夢における描写や心情の見せ方が独特で好きでした。人の内面により重きを置いたストーリーです。ぜひ読んでみてください!
掌編から長編まで色々な長さの小説を書いています。ツイッターでも活動しているのでぜひご覧になってください!
人間は芸術だ。そしてその人間を書く小説もまた、芸術なのだとあらためて想わせられました。それにしてもほんとうに強い輝きと陰りのある筆致。紙の上で脈動し呼吸するような。うねりを感じます。このうねり…続きを読む
すっと染み渡るような文章が素敵でした。「孤独が溶ける」なんて素晴らしい表現です!それに加えて物語の臨場感。グロテスクなのに、どこか美しいお話です。気になる点がひとつ。「そして画材入れ…続きを読む
「桔梗」をモチーフに、芸術に生きた者たちの繋がりと厳しさ、儚さを描く。それは芸術を志した者にしかわからないのだろうか。幻想的な雰囲気の中で、読者に考える事をゆだねる、短編だからこそ描ける世界が美しい。
夢とは不思議なもの。正夢だったり、空想の産物だったりする。それを元に芸術家の光と闇に鋭く切り込んだ作品だと思います。主人公たちが恋愛関係にあったのかは分かりません。でも、光と闇、惹かれ合う所があった…続きを読む
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