第32話 その抱えてる頭は誰?

「どうしたらいいかな……」

 頭を抱えながらみなとに知恵を借りる。

「試されてるの? 友情か正義か」

「よく分からないけど、ただ相談してるだけだよ」

「ひとまず、その抱えてる頭は誰?」

「俺の母さん」

「サイコパスなの?」

「趣味だから仕方ないだろ」

「サイコパスだね」

 腑に落ちない、母さんの趣味なのに。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る