第6話 停学三回で退学なのよ

「あ、先輩、数日ぶりです」

 移動教室の途中、運悪く紅葉くれはくんに会った。

「あと二回ですね、ましら先輩」

「な、どういう意味だ」

 答える気は無いと不気味な笑みですれ違う。二人にはあいつの事を話していたから分かるかどうか尋ねる。

「停学三回で退学なのよ、だから」

 あと二回停学にさせて猿を排除する気か。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る