第20話 外の世界は素晴らしい③

一通り、片付いたので、狼女は、ライオン優希の後を追うことにした。


バンッ

…何、この状況は。

教頭先生と誰だかわからない白い人がすごい戦いをしていた。

「ぐはぁ」

決着がついた。

白い人の攻撃が教頭先生のおなかに見事に入って、教頭先生は、崩れるように倒れた。

「ふー」

息を吐きながら、白い人がヘルメットを外した。

「さ、桜井さん!?」

「その声は、光ちゃん」

………

一瞬間があった後、桜井さんは、急いでヘルメットを被り直し。

「わ、私は、桜井なのでは、ない。ひ、ヒーローがピンチの時に助けに現れるヒーローだ」

明らかにテンパっている。

「…そうゆうのは、いいから。なんでここにいるの?」

「…ヒーローがピンチだったから…」

「もういいわ。後で優希…じゃなくて、ライオン優希に聞くから」

「わぁー。まって、まって。正直に言うから」

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