補足(その2)

「怪物の集う島」について


 異形の怪物が人間たちを襲うというようなパニック系の漫画や映画が割と好きだったりします。そして、そんな怪物に襲われている中で、明らかに人の手によって殺されている死体が見つかったら……という状況からこのお話はできました。

 タイトルのイメージとしては、西澤保彦さんの「殺意の集う夜」を少しもじった感じですね。

 この作品で出てきた小金井、青木、根津の三人はこの後もちょくちょく出てくることになります。小金井と青木は20歳で、根津は19歳です。小金井はいわゆるよくいるラノベ主人公を想像してもらえれば。

 この話の最後でマリアが過去に遭遇した事件の話がちょろっとだけ出てきます。また、トウマも少し過去に何かあったかのような描写があります。ここに関しては、ざっくりとエピソードというか事件を考えていますが、まだ全然出来てないというのが実状です。いつかできるといいな。




「5000年の密室」について


 タイトルから分かるかもしれませんが、こちらは柄刀一さんの「3000年の密室」をもじったタイトルです。

 こちらは犯人当てから少し離れた作品になります。なので、読者への挑戦もありません。一応密室が出てきますが、どうでしょうか。異世界らしい密室といえば異世界らしい密室ですかね。




「魔法使いが多すぎる」について


 こちらはランドル・ギャレットの「魔術師が多すぎる」をもじったタイトルです。ただ、この「魔術師が多すぎる」と言う作品、知ってはいるんですけど読めてないんですよね。興味あるんですけど。代わりに、「魔術師を探せ」という短編集は読んだことがあります。ファンタジーとミステリーの融合という点において見習いたいですね。

 裁判所内で爆殺事件が起きるということで、まあそこまで前例がないのではないかと勝手に思っています。

 「名探偵コナン」の実写ドラマで、裁判中に銃による殺人事件が起こる……みたいな話があったと思います。おそらく、その辺からこの話が膨らんできたような気がします。サム・ホーソーンのシリーズの中でも、裁判中に殺人事件が起きる作品がありました。

 爆発物を持ち込めない裁判所内でどのようにして犯人は被害者を爆殺したのか、という謎がありますが、メインは犯人当てとなっております。つまり、トリックが分からなくても犯人が分かるようになっています。




「仮装大会へようこそ!」について


 ミステリー小説で季節ネタと絡めた作品があると思います。夏なら夏祭りで事件が起こるとか、冬ならクリスマスと絡めた話とか。

 というわけで、ハロウィンと事件を絡めたらどうなるだろう、と思い考えたのがこの作品になります。ハロウィンと言えば仮装ということで、仮装だらけの事件です。




「殺された死刑囚の問題」について


 この作品は法月綸太郎さんの「死刑囚パズル」に多大な影響を受けて書いた作品になります。「死刑囚パズル」と言う作品は、死刑執行当日、ある死刑囚が毒殺されるというとびっきり不思議な謎が出てくる作品になります。

 死ぬことが決まっている人物を、何者かが殺害する、というようなシチュエーションは、他にも読んだことがあります。有栖川有栖さんの「地下室の処刑」とかですね。綾辻行人さんの「暗黒館の殺人」の内の一つの事件も、これと似たようなシチュエーションと言ってもいいでしょう。




「酒場では毒殺にご注意ください」について


 こちらのタイトルとしては、東川篤哉さんの「謎解きはディナーのあとで」シリーズの短編につきそうなタイトルにしてみました。

 毒殺と言えば毒殺トリック……犯人はどうやって毒物を仕込んだのか、どうやって目的の人物に毒を飲ませたのか、ということがテーマになる作品を思い浮かべますが、この作品はそう言うのではありません。「誰が」ということを推理してもらえればいいなと思います。

 この話でローラ姫が登場しました。異世界ものと言えば、一国のお姫様がキャラとして出てくるのはよくあるかな、と思い、登場させましたが、今後もでてくるかは分かりません。ついでに酒場の看板娘みたいなポジションとしてクレアも同じように登場しました。少なくとも、小金井はよくある異世界ハーレムの道を順調に進んでいるということですね。ただ、この話はトウマが主人公なので、小金井たちの割とテンプレな異世界での生活は想像してもらうしかないですね。




「店内消失」について


 こちらのタイトルは、クレイトン・ロースンの「天外消失」をもじったものになります。「天外消失」は、何の変哲もない電話ボックスに入った判事は、そこから煙のように消え失せてしまいます。その判事は刑事たちが尾行し、監視の目もあった状態にも関わらずです。駆け付けた刑事たちの目の前には、ぶら下がったままの受話器……という、とびっきりの不可能犯罪を扱った作品になります。

 なので、この「店内消失」も、尾行中の捜査員の監視している中容疑者が消え失せるという点においては、割と似たようなシチュエーションかもしれませんね。不可能状況が出てきますが、やはり犯人は誰かを考えていただけるように作品を書いたつもりではありますが、いかがでしょう。





 


 この「異世界はミステリーとともに」ですが、ネタが無くならない限りは続けていきたいと思っています。(ただ、もうすでにネタ切れになりつつあります)

 とりあえず今の時点で考えているのは、教会で起こる殺人事件や、マリアの魔法学校時代に遭遇した殺人事件などを考えています。

 リアルの忙しさもあり、これまで以上に更新が遅くなる可能性が大きいですが、コツコツとやっていければと思います。

 今後ともよろしくお願いします。

 

 

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