ロシアで、異世界転生系のアニメが規制されたことについて
こんにちは、葵流星です。
今回は、タイトル通りの内容です。
さて、では本題に入りましょう。
まず、ロシアのサンクトペテルブルクの裁判所が、5本のアニメを禁止しました。
その5本は、このすば、転スラ、ゾンビランドサガ、ネコパラ、プリンセスラバーの5作品です。
…異世界転生でない作品もありますが、これはポルノ表現の規制だとされています。
このすば、転スラは異世界転生モノでこれだとただのアニメの規制ですが、続きがあります。
クラスノグヴァルデイスキー地方裁判所の公式SNSで…
「異世界モノは生まれ変わりや転生信仰を助長してしまう恐れがあるという。」
「親の支配が及ばない死後、より興味深く充実した人生があることを示唆しており、子供に悪影響」
というのが、判断されました。
ロシアには、キリスト教の分派のロシア正教というものがあり、宗教的な理由ともとれます。
ですが、海賊版サイトで始まったというのがなんともというところですね。
裁判所は「生まれ変わり/転生信仰」を助長させ、死後の世界は両親からの支配から解放された、より充実した興味深い人生があるかもしれないという印象を視聴者に与えていると結論を出しました。
また、死後の世界は華やかで冒険に満ち、飲酒、性的関係、違法行為に満ちた贅沢な生活を送る機会を与えられる一方で、現実の生活は喜びがなく孤独に満ちているように描写されていると指摘しました。
…ロシアの裁判所のこの判断は異世界転生モノの作品を簡単にまとめている素晴らしい文章です。
ですが、個人的な考えではキリスト教では審判の日に死者が復活し、そこで人類に裁きを下すということが教えとしてあります。
また、ロシア特有の事情で多民族多宗教の国家であることもあり、そういったことから異世界転生、もとい輪廻転生という思想が広まると脅威になるのではとも考えられます。
あと、言われているのがロシアの自殺率の高さとありますが、たぶん…それとは関係ないと思います。
変な話ですが、教徒から見れば何もせずに自分の死後、夢のような暮らしが手に入るというのを憎く思うことは、普通に考えられます。
また、歴史的に見れば、ロシア、ソビエト連邦は宗教弾圧を行っています。
宗教弾圧自体は、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教など各宗教でも人類の歴史では弾圧したり、されたりしています。
さすがに、人の死後…死生観にも介入するというところが面白くはありますね。
実のところは、異世界転生、転生信仰はただの理由付けでポルノ規制と見られています。
…異世界転生モノのエロ描写のせいです。
それでは、また!
葵流星
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