中国古代史~はじまり~

ここまで古代中国の歴史や史書に対する拘りを書き連ねてきたが、古代の中国の歴史について書いてみたい。

中国の史書には、伝説の存在として三皇五帝が記載されている。三皇はほぼ神様のような存在で特に功績などなく、ただ存在のみが記載されている。16世紀の絵図には、異形の姿に描かれているが、中国古代史には特に言及はされていない。

五帝については、遺跡等が発掘されておらず、伝説の域を出ないものの、存在そのものの否定が難しい存在である。特に「黄帝こうてい」は後の皇帝達の先祖になっていったので、存在が否定しづらくなってしまった。日本でいう神武天皇に近いであろうか。

また、「堯」「舜」にいたっては、史書に記載されている功績と人品が素晴らしく、儒教から神様のような扱いをされてしまっているので、存在を否定する事自体、不可能である。堯と舜の時代は理想郷となったため、この後もしばしば名前がでてくる。この二人だけは伝説でも、中国古代史には必要不可欠な存在である。

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