【はたち】

揺られていく


人生という船に乗せられ


揺られていく


今世はどこへ流れ着くの


揺られていく


船を漕ぐのは私の右手


揺られていく


酷く濃い霧の中を


揺られていく


手探りで生きていく


揺られていく


このまま前へ進めば


揺られていく


この船に乗って進めば


ユラメク ヒビ


いずれ着くと信じている


揺られていく


いつか見たあの人はどこかな


揺られていく


今日も今日とて揺られていく

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る