あとがき
ここまで読んで下さった方へ。
まずはありがとうございました。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが「ねこっち」は実在した猫です。
エピソードも全部本当にあった出来事です。
それをねこっち視点にして書いただけです。
今でも遺骨となって我が家にいます。
私が引越しの予定があった為、動物霊園には入れずに連れてきました。
だって、ねこっちは大の猫嫌いで、人好きだったからです。
ねこっちは本当に優しい猫でした。
私が落ち込んでたり、体調が悪い時はそっと傍に寄り添ってくれました。
もっとたくさんエピソードはあったのですが、迷った結果この二十話に絞りました。
出来れば子供さんから大人まで幅広い層に読んで欲しくて文章を簡単にしている部分もあります。
それは、この話を通して「命」について考えて欲しいと思ったからです。
ペットはアクセサリーじゃありません。
動物は、人間以下の存在じゃありません。
ペット(動物)を飼うということは、「その命に責任を持つ」ということです。
私のご近所や作中で触れた私の実家もそうですが、ペットを「命」と考えていない人が多いような気がします。
勿論、そうでない人の方が多いとは思いますが、動物の虐待や諸々の問題に向き合ってくれる人が少しでも増えるといいなと思ってこの作品を書きました。
現在、我が家には二匹の猫がいます。
一匹は雌猫で、やっぱりエサが上手に取れずにガリガリに痩せて必死に私に声を掛けてきました。
だから私は「今から徒歩で家まで帰るけど、自分の意思で来るならついておいで。」と言ったんです。
そうしたら、本当に必死に付いて来て、我が家に迎えることになりました。
もう一匹は雄猫で、まだ手の平に乗るくらいの小さい頃、雨の降る中自動販売機に挟まって出られなくなっていた所を救出しました。
多頭飼いはしたくなかったので、里親さんを探そうと思ったのですが、先住猫だった雌猫が譲らず、せっせと面倒をみるので我が家に迎えることになりました。
どちらも発情前に去勢・避妊手術をしています。
これも増えても責任が取れるなら手術する必要はないと思いますが、私は責任が持てないので手術をしました。
ワクチンも打ってもらって、健康状態も調べてもらって、完全家猫として一緒に暮らしています。
こんな感じで我が家にやってくる猫は、何か運命でもあるのかと思うくらいに出会いをします。
ねこっちともそんな感じの出会いでしたし。
ねこっちの画像はたくさんあるので、本当は作中に画像を挟みたかったのですが、カクヨムにその仕様がないので、もし希望する方がいらっしゃったら少しだけTwitterにUPしようかなと考えています。
それでは、本当にここまで読んで下さった方々に感謝を!
ありがとうございました!
灰色のねこっち ひさよし はじめ @hisayoshi_hajime
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