ちょんまげとツインテール

総髪頭ポニテとツインテール」でも良いかもしれない。


修羅の道に生きる人斬り侍かいつも貧乏で雑魚で毒虫のように生きる浪人が主人公。


ある日、主人公の前に、千年近い未来から来た子孫を名乗るツインテールの少女がやってくる。


少女が言うには、諸事情あって主人公が子孫を残す前に死ぬ事になり、自らの存在が無かった事になる未来を防ぎにやってきたという。


煙たがる主人公について回り、(倫理的な意味での)魑魅魍魎が渦巻く世界に驚く少女を横目に、主人公は普段通りの生活をしていく。


その中で、あったはずの未来が次々とあらぬ方向へシフトして行き、無かったはずのバトルが発生しまくる。


そこで発覚したのが、少女のサイコっぷりだった。


少女は、ただでさえ過酷な時代でシビアな世界を当たり前に生きる主人公が引くほどサイコで合理的だった。


いつか来る戦争や動乱をつらつらと予言し、人の生死や思想の変化に伴う未来への影響を計算し、「吊り合いを取る為に」赤ん坊すら平気で殺しては「いえいえ、私の方がまだまだ子供でございます」と宣う少女。


少女が来る以前から、複雑な生い立ちの為に世の倫理に疑問を抱いていた主人公は、ふと、少女に一つ問いかける――――


重要な所は何一つ考えてません!

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