ロマン溢れるSFファンタジーで、導入の引きがとにかく強いです!
小惑星の遺跡で発見された謎の装置から、遠い惑星の「Life Log」を覗いていく。すでに滅びた文明の記録なのか、それとも――と、冒頭から一気に物語へ連れていかれました。
反重力エンジン、人工培養、ドーム都市。壮大な科学のロマンが広がる一方で、戦争も貧富の差もない理想郷を支えているのは、人口抑制と生命管理です。
宇宙パイロットを夢見るジーンと王女ミーカの出逢いも、美しいだけではありません。二人が自分を「出来損ない」と呼ぶところには、優秀さだけを求める社会の価値観が、本人たちの内側にまで入り込んでいるような怖さを感じました。
美しい星空に潜む「悪魔の輝き」が、この世界と二人をどこへ導くのか。ロマンと不穏さが同時に走り出す物語です。
このお話は、アステロイドベルトの遺跡に残された記録を紐解いていくSFミステリーです。科学文明が発達したその星では、人口抑制と平和維持の名のもと、人々の出生・性愛・生活がPLCCによって管理されていました。片腕を欠損した人工培養の主人公は、王女と出会い、互いの出生の秘密と孤独を分かち合います。反重力宇宙船のテスト飛行や中世遺跡での体験を通し、二人は人間らしい愛と自由の価値に目覚めます。やがて主人公は仲間たちとレジスタンスチームを組み、非暴力で政府の管理社会に抗います。そうしたなか、所長の正体、薬剤によって倒れた博士、天文学者による緊急発表が、物語をさらに大きく動かしていきます。謎が明らかになる一方で、物語はますます深まっていきます。さあ、あなたもこの壮大な世界に没入してみませんか?
31世紀、極寒の惑星アーロンの世界。
人々が平和に暮らす理想郷も、政府による人口制限、子どもの人工培養など徹底した生命管理によって支えられていた。
あらすじを拝見した段階で、その世界観のスケールの大きさに圧倒されました。
宇宙パイロットを夢見る天才学生のジーンは、社会に不信を抱き始め、恩師フォレスト博士が完成させた革新的な反重力エンジンとの出会いをきっかけに運命は大きく動き出していく。
細やかな描写によって映像映えする世界は、読んでいて神秘の謎に触れるようなドキドキ感があります。
感情移入しやすい主人公と王女の設定も見事で、恋愛だけでなく政治や科学、宇宙開発など、とにかくスケール感が特大です。
完全な平和の裏に隠された巨大な秘密と、人類の未来を左右する陰謀など、物語の構成に強いこだわりを感じて好感を抱きました。
個人的にはジーンが父と決別する場面が印象に残り、本当の自由と人間らしさを守るために決意する姿に胸を打たれました。
まだ序盤での感想になりますが、引き続き壮大な物語を楽しみたいと思います。
管理された楽園に疑問を抱いた青年と、運命に導かれた王女による、愛と真実を描く壮大なSFファンタジーです。
この作品は、管理された平和の中で、人が本当に人らしく生きるとは何かを描いているSF物語だと思います。
序盤で特に印象に残ったのは、ジーンとミカリーナの出会いです。二人はそれぞれに特別な事情を抱えており、その共通点があるからこそ、互いの存在が単なる恋愛以上の意味を持っているように感じました。二人の関係を通じて、この星の社会制度そのものに対する違和感が、自然と浮かび上がってきます。
もうひとつ印象的だったのは、生命を管理する仕組みをめぐる展開です。一見すると便利で平等に見える社会の中に、人間らしさを少しずつ失わせていくような歪みがあり、その描き方にこの作品ならではのSFらしい怖さがあります。
また、そこへ星全体に関わる大きな危機が重なってくるため、物語は個人の恋愛や反抗だけでなく、文明そのものの行く末を問う大きな展開へ広がっていきます。
単なる宇宙SFではなく、愛、生命、自由、そして管理社会への違和感をひとつの物語にまとめようとしている点が、この作品の芯になる魅力だと思います。
今回のレビューは序盤までの紹介となりますが、管理社会SFや、恋愛と星の危機が重なる物語を求めている方にはオススメの物語です。
この大改稿された物語ーー
著者曰く『この作品は、5年以上埋もれまま、殆んど手付かずでいた』そうです。
……これは作品自体の転生なのだと思います。
是非皆さんも確かめて見てください!
さて、この物語は、科学のロマンが溢れるSFですーー(堅物のSFではない)
……SFの"F"はファンタジー。つまり、サイエンスファンタジーです。(ただのフィクションではない)
ファンタジーですからーーそこには夢と勇気や希望と冒険に溢れるエンタメです。人間のドラマがあります。
科学のロマンとしては、未来の発明が沢山登場。
☆スーパー量子コンピューター(量子ビット情報単位で究極の情報処理を行う)がまず目を引きます。
☆身体的障害を持つ主人公を介助するQubit AI(量子ビットAI)ロボ『ピーモ』の活躍は必見!
このQubit AIは、心を宿すAIなんです♪(感情が理解できる、いや、ある?)
☆もちろん、キャッチコピーの『反重力宇宙船』、『異能者』の活躍は特筆です♪
(異能者の定義がスゴイ!必見です)
*ただし、Prologueを飛ばしてはイケナィ!
こんなに重要な前書きを見た事ないーー。何故かは、読めば一目瞭然です……。
それから、科学やSFに苦手意識がある方ーーーー。
第一章(3)までは、ガマンしてでも読み進めてください。そこからが、物語の真のはじまりですから……未読では、もったいない!
この作品は、SFジャンルに留まらない、究極の異世界である『宇宙』を舞台にしたスペースファンタジー。『宇宙の神話』です。
SFを超えた未来の科学技術や、実現可能な未来科学も満載です!
また、登場するキャラクター達が個性豊かで、様々なドラマを繰り広げる。そのキャラクター達の冒険劇が見ものです。
冒険小説とキャラクター小説の要素も兼ね備えています。
ストーリーの最後に、どんなどんでん返しが待っているのか? 人類起源の謎が紐解かれるラストシーンがあり、サイエンスミステリーにもなっています。
★名作映画S.W.シリーズにも迫るスケールの大きな和製SFに、同じ薫りを感じました。まさにスペクタクル巨編……。これは必読です!
本作を端的に表現するならば、つぎのような紹介になります。
異世界である星界(=宇宙)を舞台にした空想科学物語。
未来派SFの新潮、スペースファンタジーの王道。
スターウォーズのような、『宇宙の神話』の薫りが漂う、スペクタクル巨篇。
根底に流れているテーマは、生命尊重。
見かけは、平和な星『惑星アーロン』が、独裁政治によって様々な悲劇を招きます・・・そこには、人間ドラマが!
主人公をはじめとする登場人物たちのキャラが楽しいです。マスコットロボのピーモが可愛いい。変人ハリー博士が憎めない!など。脇役もしっかり味を出していて……。
SFやFantasyを超えた楽しみ方やテーマがあり、アニメや映画で見てみたいです!
若い人にこそ、おススメですね。