第5章神の異形な手(ゴッド・イレギュラー・ハンド)前編

第75話感謝

私ー荒川玲愛の戦いは終わり、帰り道浴衣ちゃんと八重さんと一緒に串カツ、タコ焼き等思い付く限りの大阪名物を食べ尽くした。


お金は八重さんがお礼として払ってくれた。


お金は無かったから助かった。


女の人には居場所が必要だと私は考える。男は醜くて汚い。


だからこそ、私は戦う。この居場所を失わない為に強くなる。


その為には覚醒の力をものにする。


私達は浴衣ちゃんの転移魔法でチーム[ゼロ]の拠点に戻って来た。


どこか。安心する。


ここが私の居場所なんだ。




「無事のようね」


「ドレアさん」


「待っていたわ」




待っていた?


何か私に用事があるのかな?




「なんですか?」


「次の任務の話よ」


「任務ですか?」


「えぇ、チーム[カオス]全員でね」




ここに居る全員でやる任務。


どんな任務何だろう?




「山梨県の名門を潰す任務が来たわ」


「山梨県ですか?山梨県の名門って?」


「檜山家と木山家よ。炎系の能力、炎系の異能力が居る。韓国のチーム[フレイム]が依頼してきた任務よ」




チーム[フレイム]?


聞いた事が無い。チーム[フレイム]も管理する神(マネジメント・ゴッド)の傘下のチームなのかな?




「その任務は今すぐにやるんですか?」




私は大丈夫だけど……八重さんと浴衣ちゃんは疲れているだろうし……




「いいえ、明後日よ」


「そうですか」


「そう言えば、今回の任務でものに出来たかしら?」


「……?」


「覚醒よ」


「……出来たんでしょうか?何だか男の人に強い怒りを覚えたとき使えた気がするんです」


「そう。まだ……今回の任務はかなり厳しいわ。体を休めて」




ドレアさんはそう言うとその場を後にした。


……私の覚醒は強い怒りで覚醒するのかな?


今回の任務はドレアさんも参加するみたいだし……


私も頑張らないと、誰も死なせない。


私が守るんだ。




「ドレアさんと何か話していたみたいだけど何の話?」


「八重さん……えっと任務について」


「そう」




八重さん……もう落ち着いてるみたい。


竜の兵隊ドラゴノイドの能力者の男に気絶させられてから、何か考え込んでいたみたいだけど、今は最初にあった時と同じ表情だ。


怪我はしてなかったみたい。


あれ?浴衣ちゃんは?




「浴衣ちゃんは……」


「浴衣なら寝たわ」




浴衣ちゃんは大阪でも食べながら寝ていたもんね。




「少し話さない?」


「……はい」




話?


八重さんが?


何の話だろう?


私と八重さんは大広間の椅子に座った。




「それで話って?」


「ただお礼は言っておかないとね。本当にありがとう」


「私は大した事は何も」


「あの時の私は冷静さを失っていた。貴女が居なければ私はあの男に弄ばれていたかもしてないわ」


「そんな事無いです。八重さんは仲間の為に動ける素敵な人です」


「……ねぇ、玲愛って呼んでも良いかしら」


「うん……じゃ私も八重ちゃん」


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